南蛇井総本気

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

半田・武豊線版

鉄道の旅フォルダ公開シリーズNo.5
これは、青春18切符使用期間最終日に残ってしまった1回分を何とか使おうという、実はやや損な企画である。東海地区でまだ乗車したことの無かった武豊線が選ばれたらしいよ。
≪行き≫
名古屋 11:59発

大府  12:20着
    12:46発

武豊  13:18着
終着駅の町っていう感じ
いや、終着駅と言うより、なんかぷっつり線路が途切れてる感じだな。一応小さい駅舎はあった。
≪移動1≫
武豊  13:55発

乙川  14:08着(←半田で降りるはずが、寝過ごして一つ先になった)
武豊線には、緒川(おがわ)と乙川(おっかわ)という2つの駅がある。どっちがどの読みだったか、よく分からなくなる。それと、おっかわ、というのはなかなか良い響きである。
徒歩で半田市街へ
こういうときに次の電車を待たないのが、なんとも微妙な選択である。これも結構長かった。
「酢の里」「酒の文化館」は予約制で見学できず。愕然。
香りを楽しんで退散。
「酢の里」は一見入れそうにみえたので、物陰から様子を伺ってみたら、会社ぐるみのような団体様が出てこられたのでどうもヤバいと思った。人気が無くなってから、入口の札を見たら予約制とあった。「酒の文化館」も結果は似たような感じだけど、まだ日帰りの散策者が覗いていったりしているので、あまり排外的でない。
●市内‘惨’策●
地図はなく、当てもなく、目的地に着けず、さらに定休日の土産物屋。
新見南吉記念館は遠すぎる、距離の予測がつかない。
【↓印象に残ったもの】
旧カブトビール工場(レンガ造り)
酢の工場群の町並み風景
半田の表道(地方都市の面影)と裏道(伝統産業の名残)
知多半田駅周辺まで行って、後は市内をぶらぶらした。そう、裏道がちょっと良かったね。生活感があった。
≪移動2≫
半田  17:02発

大府  17:26着
    17:33発

大高  17:40着
鷲津砦史跡から名古屋の夜景を眺望する。多少は楽しみになった。
ま、あんまりね、見る物が無かったんで、大高へ移動した。鷲津砦史跡というのは駅から徒歩5分くらいで、小高くなっている。中腹のベンチで一人でナニをして、頂上で夜景を眺めた。なかなか良いもんだよ。
≪帰り≫
大高  18:25発

金山  18:35着
何も無かった割には、帰宅が7時と遅いのはよく分からない。まとめを先にしてしまうと、沿線の半田は酒や酢の町と言われるけれども、それに親しめる場所はそう整備されていないということだ。ちょっと勿体無い。JRは18切符(実質1660円分にしかならず、やや損)で、他の交通は利用していない。お土産はなし、といいたいところだが、このメモ帳には感想と称する文章が記録されているので、最後にそれを披露しておきたい。鉄道記録は、JR武豊線制覇。
お土産:感想⇒日本のいくつかの都市には、その町の顔となる産業がある。瀬戸・常滑・多治見は陶器、トヨタは自動車、有松は絞り、そして半田は酢である。しかし、これらには大きく2種類のタイプがある。一つは、その都市又は地方の商家が伝統産業を生かして又は無視して、個々の工場を吸収し、大企業を築いたもの。もう一つは、個々の家庭または組合、地域社会がその産業を地道に受け継いだもの。前者は、トヨタ、後者は瀬戸・有松である。そして今回、半田も前者であることが分かった。前者の場合は、その町の顔にはなるけれど、町全体がその雰囲気を出すことはない。つまり観光の産物には、ほとんどならない。半田でもミツカンの工場とJR駅以外で「酢」の言葉を見ることはなかった。酒の産業に関しても同様だと思う。ただし、常滑のINAXのように伝統性と企業性を両立した社会もあることは加えておきたい。