最近、思うことがある。イラクへの自衛隊派遣について、「派兵をやめろ」というデモ行進を行ったり、「派兵反対」という横断幕を掲げる人のことだ。イラクに軍隊を送るな、と言いたいのだろう。以前、通学途中の駅前で「派兵反対」の演説をしている人に出会った。ビラを配布しているようだったが、筆者は受け取らなかった。それより私は、演説者に論戦を吹っかけたかった。その時は通学時だったので、時間が無かったが、ここで一息に言っておきたい。「派兵」の≪兵≫とは、軍隊の一分子である。ということは、この演説者は日本人でありながら、現在の自衛隊を軍と見なしているのか。ならば、自衛隊の保有自体違憲なのか？そこから、追求すべきだろう？日本は戦後、一切の軍隊は保有しないと宣言したのだ。それなのに自衛隊を軍だ、兵力だ、と主張するものこそ、平和憲法に反した論者に違いない。勿論、かの警察予備隊として結成された、自衛隊がこのように利用されることは予知できなかったかもしれない。しかし、自衛隊を活動前から、兵士としての軍事活動目的と決め付けては、自衛隊の立つ瀬が無い。自衛隊は、自国を守るためだけのものか？自衛隊の≪自≫は、日本国民だけか。日本国土に住む者だって、多様な外国人が居るのだ。そう、自衛隊は全世界のものでなくてはならない。全世界で活動できるものでなくてはならない。それなのに、日本と米国を守るだけの軍隊と見なす精神こそ、日本国の誇るべき平和憲法の前文に反していると、私は思うのだが。結：反対論者よ、≪派遣≫に訂正しなさい！【2004/01/21/AM】
