南蛇井総本気

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

軍国復活の前兆

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 陸上自衛隊第十師団の自衛官1名が酒に酔って、名鉄瀬戸線の踏切に進入し電車を停止させた、という記事がさりげなく新聞に載せてあった。イラク問題が世の目下注目するところであり、この程度は地方ニュースにしかならない。しかし簡単に見過ごすものではないはずだ。なぜなら、世界的には軍の一種と見られている自衛隊の一員が、公共交通機関を自己の権威を以て思うがままにせん、としたのである。先月この場所から程近い地点で、女性の自殺があった。これも勿論電車の運行に影響を及ぼした訳だが、最終的には個人の問題だ。ところが自衛官の行為は、単なる酔っぱらいの過失に収まるものではない。自衛官の意識が、軍人としての高慢さを持ち始めている表れである。自己の権威で民間を操ることができる、という自信をつけ始めているのではないか。イラクへの自衛隊の派遣は、国内での自衛隊の地位を高めるとともに、その役割を逸脱する行為への監視の眼を強めることの必要性を同時に孕んでいる。結:国を守る者が国を奪う者と化すのを見過ごすな。【2004/02/26/AM】