南蛇井総本気

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

初回道(はっかいどう)の旅<2>:フェリー 名古屋→仙台→苫小牧

曇/雨 (仙台:雨)時たま晴
外も中も肌寒い感じ

高3、函館へ決定。内浦湾を廻る模様(函館から鉄道で帰宅、自転車を急便で送る)

とにかく北海道を感じさせる場所を走りたい、と非常に大雑把なことをのたまっていた彼も、俺と地図を見ながら"えりも"、"帯広"、"摩周・阿寒"、そして"知床"を候補に挙げ検討した。そして、夕方だったろうか、上記のように報告があった。一応YH会員だし、テントも積んでいるので宿泊には困らないだろう。距離もなかなか適当だ。面倒なのは自転車を急便で送るのにかなりの料金がかかることだ。着払いを勧めたが、俺は実際そんなことができるかどうか、知らない。成功することを祈るのみだ。知床では女満別空港から空路で帰れば、などの案も出た。随分限られた条件の中で、北海道を存分に楽しめる旅を計画するのは容易なことではない。水分の補給も結構金がかかる。俺は実際北海道であまり飲まなかったが、彼は高山自走の際2リットルくらい要したそうだからだいぶ苦しんだかもしれない。出校日が22日なので、その日までに帰ればいいという期限だが、それはちょうど明日。無事帰れただろうか。まぁ、彼のおかげで船旅が退屈しないで済んだ。

「New きそ」とすれ違い

姉妹船きそと名古屋=仙台間ですれ違い。太平洋フェリーの最新型である「きそ」を間近に見る唯一のチャンスだ。同船は仙台を昼過ぎに出発し、名古屋には翌日の9時20分着。そして、俺が最も予約したかった11日の20時に名古屋を出港する。この船は仙台を12日の夕方に寄港するので、そこから苫小牧までの夜がペルセウス座流星群の極大時間に当たる。俺はこいつを狙っていたのだが、ちょうど2ヶ月前の6月11日、予約開始日にアルバイトをしている間にわずか一日で全室全席が埋まってしまうという異常事態が発生してしまった。それで仕方なく、先に北海道へ行って観測をしようと一本前の「きたかみ」を選択したのだった。同船は「きたかみ」より一回り大柄で、なんとなくこっちより華やかで豪勢に見える。手を振るお互いの顔が見えるくらい両船が接近し、写真を撮り合った。単調な船旅のアクセントになる1コマ。

星空 夜10時まで天候は良。流星1。以降は曇り。強風!

ペンライト破損、電池一つ紛失。
星座早見とペンライトを持参していったのだが、強風の中ペンライトを取り出して早見を確認しようとしたところペンのキャップがバッグの縁に引っかかり、勢いで電池部分がぶっ飛んだ。強風さらに周囲は真っ暗でどこに何が飛んだか分からない。手すりまでは1mもなく勿論その先は広大な海。電池ケースの蓋は幸い手元に残っており、近くで横になって同様に観測をしていたらしい青年に電池の一つを拾ってもらった。さらに彼は携帯の明かりを頼りにもう一つの電池を探してくれるも、さすがに見つからない。一応言っとくと、この電池は普通の単3などではなく、豆粒大の激小電池なのだ。見つかるほうが不思議だ。一つだけでも拾ってくれてありがとう、と礼を述べていったん退却。以降その晩は早見無しで観測。(ちなみに翌朝も探しに行ったが見つからず、やはり強風で吹き飛んで海に落ちた模様。魚さん、どうか食べないようによろしく)

つづく