南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

开封包公祠

开封古城南西に包公湖という大きな池*1がある。开封府や博物館も接するこの池の西端に貼りつくように、或いは半分浮かぶように建っているのが包公祠である。金明池を除けば、西のはずれともいえる景区だが、幸い交通は便利である。鉄道駅、各バスターミナルおよび鼓楼や他の景点から直通する市バスがある。わが大学からは10路または28路で行くことができる。欠点は、観光バスや自家用車で来訪した場合、駐車スペースが少ないことで、面する三叉路のどこかで常に暫時停車する姿がある。最近は北西対面に数台入るスペースができ、道も幾分拡幅されてマシになった*2
さて、包公とは北宋時代に活躍した法官、包丞のことで、公平・公正に徹した名官だったとされる。北宋の都だった开封にとって、市内五大景点から外すことはできない。西から門をくぐって、それでも景区全体は南向きの造りという強引さは何かね。たぶん湖を望む部分がほしかったんだよ。欲張りなのか、空間の有効利用なのか。
院子に入ると大きな建物は二つ。一つ目は包丞を讃える碑文碑石がズラリ。そして奥が廟である。仏様は撮影禁止(原則)だが、廟は迷う。断られることもあるし、さりげなく撮って制止の隙を与えないことも。一般に、園内に写真撮り屋がいない景点は気をつけたほうが良い。包公は割と自由であったが、正面を避けて斜めから撮ったら、あとで少し後悔させられた。やはり、関羽岳飛、包公は开封にとって重要な人物だから、正面像を残すべきだな。院のサイドには生前の名場面が人形再現されている。

見学コースは時計回りに設定され、院を右へ出ると湖を一望する遊歩道である。湖を背にした廟よりは、意外と有趣かもしれない。AAAA景区、20元。

(map:开封包公祠)

*1:龙亭潘家湖、杨家湖とならぶ市内三大湖で、衛星写真でも見れる

*2:反面、自転車専用道がカットされ、歩道で混乱