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南蛇井総本気

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

郑州黄河游览区

河南旅游集

郑州には何度も行っているが、景点を征服していたわけではなかった。特に黄河に関しては、この游览区と花园口の2つがある。いずれもアクセスは容易でないし、一人で行くのもナニである。今回はK先輩と石随さん、短期留学の3人に一人旅の人を加え、更に郑州在住の先輩知人*1にガイドをしてもらうという珍しく大人数、好条件で赴いた。
今回は郑开公交でつまづいて嫌な気分。相国寺ターミナルで车次をチェックする婆がいて、流水で乗れるはずなのにスムーズに乗れない。並び直しを食って腹が立った。郑州到着、即マック。その間T先輩が帰りの列車の切符を買ってきてくれる。初の「列車で帰る郑州」である。郑州発なので当日でも席がある。
さて、駅前から郊外へ出る市バスに乗る。16路、運賃は片道5元、所要1時間弱(市中心部は渋滞が激しい)。途中ゴルフ場にも寄って、終着点が游览区入口。入場料30元、大禹山リフト乗車25元(乗車時に買うと30元だが、入口では割引)。
ここから炎黄二帝像、五龙峰景区、大禹山景区の3つに分けて見ていく。が、その前に一つだけ私のみ寄り道(別行動したわけではない)。景区の東側を京广铁路が通っている。時折長い列車が黄河を渡り終えて郑州へ入っていったり、これから渡りはじめたりするのが、やや遠めに見える。ところが、自分の立っている位置と実際に列車が通る位置との間に、もう一つ鉄橋があるのだ。それは我々が接近こそできないが、景区内に存在する。しかし両端には建物が。これぞチケットの地図にある「铁桥遗址」で、おそらく京广铁路旧線の一部と思われ。廃線ファン等には見逃せない一片である。そんだけ。

炎黄二帝像

炎黄(Yan-Huang):炎帝(神農)と黄帝。中華の祖と伝えられる伝説上の二人の帝王。
中華民族の母なる河、黄河との組み合わせたのだと思われ。写真などで名は聞いていたのだが、ここにあったのか。スフィンクスのように巨大な岩石の彫刻である。登っている人民が米粒である。広大な広場で写真を撮る。真ん中に司戌母や鐘も置かれている。T导游が、針金製の玩具を十分値切って買ってくれる。いくら中国語ができても、安いものをさらに安くするまでの交渉力は容易に身につくものではない。感心させられた。
アメリカにも大統領の肖像を彫ったのがあったり、朝鮮でも偉大なスローガンや指導者の言葉を刻んで参観させているようだが、中国も例外ではない。やはり自然が可憐に思えることも。

五龙峰景区

足首を痛めるほど急な坂道を登ったところにある。リフトの乗り場でもあるが、ここに母なる河を象徴する母子像がある。ここで、客人の姓名を一字ずつ頭に用いて即興で詩を作って書いてくれる店があり、だいぶ時間を弄した。私はやらなかったが、計5人が参加*2し、それぞれ一朗してさらに解説してくれる。簡単な通訳を偉大な导游さんにしていただく。日本人の漢字、特に姓の漢字はこちらのこちらの国で使用されないものが多々あるので、達人にもなかなか難儀だったのでは? 最後に総出で写真を撮って記念。これを眺めていたおかげで、母子像と黄河一望が疎かになる。

索道(リフト)

五龙峰に来る途中、バンジーもどきやら、ロープ一本で川をわたるコーナーを見かけたが、この国では安全とされている乗り物にも、命を張る覚悟をしないといけない。このリフトも例外ではない。怯えを悟られないように結構騒いだが、高所恐怖よりも整備不良でワイヤが切れたりとかの方が恐かった。時折草木が足に引っかかったりというのは楽しかったが。後、無防備の360度景観も悪くない。*3

大禹山景区

リフトを降りた正面が最高峰。天候は際どいが、それでも黄色い河を望むことができる。棗売りの婆が気にならなければ、何時間でもその眺めと対峙していられる。そこはやっぱり感動しなくっちゃ。开封は平地だから、高所から黄河を見ることはできない。広さ、雄大さ、悠久さといったものを周りと比較して見ることができない。だから改めてココで感動できるって訳。
禹王(黄河を治水してこの地を治めた王)の像が立つ広場。禹(yu2)は河南の簡称、豫(yu4)にも通じると思われる。こっちは黄河よりも游览区全体を望むのに相応しい。炎黄像の横顔が見え、遠くには京广线鉄橋が。白い鳩の集団飛行パフォーマンスは有料なので勝手に撮ってはいけない。撮ると怒られる。ふざけた話だが。
今回は午後からの参観で、残念なことに黄河の水に触れる所までは行けなかったのだが、黄河に接する景区を様々な角度から楽しめた。

帰りの話

导游さんお勧めの四川で食事をして、改札口まで送っていただく。7人もの大人数(しかも連番)で列車に乗るのは初めて。意外にも乗車率が低くて、先着の人民をどける必要もなかった。脚を伸ばしたり、姿勢を極端に崩したりして、普段の列車ではやれないほどリラックスする。極楽。
开封では「我要票!」と言う必要はない。見るだけで返してくれる。この日もハズレなし。初の4桁車番ゲット。次は自分の手で購入しましょう。

(map:郑州黄河游览区)

*1:これだけの人数を匿名で羅列するのも大変

*2:6人分作成

*3:山頂から索道中站まで、さらに危険そうなコースターがある。形状は東山動物園にあるのと似ているが、間違いなくコースアウトして一生を終えるだろう。