南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

开封龙亭(菊展編)

开封菊花展最終日、ポロリと「まだ菊祭りを見てない」と漏らしたら、同学が午後「チケットが残ってるから」と呉れてしまった。しかも龙亭と相国寺の2枚。HSKまで1週間もない。石随さんは体調を崩して1枚も使ってくれない。嬉しいやら困ったやらであったが、残り3時間なのでせめてメイン会場の龙亭だけでも行ってみようと。
やはり开封に一年以上も住んで、菊展を迎えるのも2度目だというのに、一度も開催期間中に見学したことがないってのは、あるまじき話だ。障壁はなんと言ってもこの時期だけの入場料の高さである。龙亭が平時45→開催時55に、铁塔が同様に10→35へあがる。前半期は年間パスも使えない。今年は特に年パスが一年の期限を10月で迎え、今月後半期で解禁になった時にはもう使えなかった。(そのかわり開催前々日に龙亭に入場。)
もらった切符は、龙亭は菊展用ながら優待券なのか50元となっている。一方相国寺は優待券と記されているのみで、価格は不明。平時30元からどこまで上がるのだろう。そして同学は、このチケットを如何に入手したのかな?(謎)
「龙亭だけでも」とは後からこじつけた文句で、10路のバスに乗ったら眠くなって鼓楼で下車できずにタイムロスした為、絞ることになっただけだ。結局龙亭に入園したのは4時である。5元の差額にも躊躇させられた。
やはり参観者が持ち去ったり摘み取ったりして、菊の密度は薄まっている。が、それ以上にこの寒さではかれらの疲労の方が大きい。半分以上枯れて萎れている。それでも遠目に見ると、極彩色に描かれた模様がまだ綺麗である。せっかくの菊花展、世界各地の菊花を収集展示したといわれるくらいだから、花一つ一つを鑑賞していきたいところだが、さすがに遅すぎた。
主な展示場は宮殿へと続く道沿いで、その突き当たりが巨大なフィナーレだ。大きな孔雀を囲むように色とりどりの菊が咲き乱れる。ここだけはさすがにカメラを持ってくるべきだと後悔させられた。
寒くて仕方がないので、いつもどおり宮殿に登り开封の街を一望した後、北門に抜ける。園内至るところ菊鉢が置かれ、常日頃の开封から考えると入念。
これで菊展を見たことがない开封人ではなくなったぞ、よっしゃ!
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(画像はいずれも2017年撮影)