南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

韓国人が引っ越していくのは、かれらが我侭だからでもあるけれど、、、

今日やっと、共同の調理場が解禁になった。これが改修の目に見える成果なのだが、あまりに遅すぎた。韓国人の女子学生2名が今日、校外に引っ越していった。随分領導さんの了承が得られなくて揉めたらしいが、結局騒ぎながら出て行った。またカザフスタンの4人も近日退寮し、外に住処を求めるものと思われる。服務員の話によると、キャンパス周辺では2,3日前、一日に同地点で2件の殺人事件があったという。中国ではテレビ報道に社会面情報がないため、我々はちっとも知らない。新聞にはけっこう載っているけれども、識字程度が低い外人があえて読むことは少ない。したがって、家賃の安さと生活の自由さに惹かれて安易に引越しをしがちだ。普段は目にすることの無いこの町の治安の悪さを、外に出て初めて身をもって知ったときには、きっとかれらの命は無いだろう。もちろん私も少なからずこの寮を出たいとは思っている。要求の豊富な外国人を留め置くだけの吸引力が足りない。家賃に見合う設備を早急に整えるか、値下げをすべきだ。言葉の十分に使えない我々に対して、目に見える形での明確な証拠もない「外は危険、中は安全」を口実に拘留されても、反発が生じるだけである。だから、住みやすい環境を先に提供した上で、あらためて「安全」を強調したらいいと思われ。
本来国際交流処副処長さんだって、そこんところを目的として改修を命じたわけじゃない。ただ、安全だから、をお経のように唱えても、留学生の流出は歯止めがかからないから、この迂回路をとおして食い止めようとしているわけだ。どうやら問題は工事責任者にあるらしい。あんたらだって开封人。ご当地の治安はよくよく分かっているはずなのだ。もしあんたらがさっさと仕事しないで、本心では厄介と思ってる外国人がおたくの隣人になる率が高まったら、十分嫌なんでしょ。という回りまわっての考え方が、彼らにはない。先が読めない、空気が読めない。
やっぱり、中国は資本主義社会を成熟させたら共産主義に回帰する、という改革開放の名を借りた「迂回路」政策を、人民はゼッタイに理解していないと思った。