南蛇井総本気

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

开封开封星(記念碑)

こんな小さなスポットを挙げると、州橋*1もちゃんと書け、と叱られそうだ。市内各地に点在する記念碑を全部列記していたらキリがない。とくに解放路には訳分からない碑がいっぱいある。主に党関係の史跡だ。でも今回のは新しい、というかつい最近建てられたものだ。以前は普通の公園に過ぎなかったところに突如ひょいっと建ったので、ネタにしてみる。
場所は、开封大学北西角を大梁路を挟んで北側。*2西隣(南北の夷山大街を挟む)には、北京五輪聖火リレーセレモニーが行われたホテルがある。もともとは、開かれたばかりの道沿いに造られた細長い公園であったが、この碑が建ったことで少し異彩な雰囲気になった。
次に开封星とは何ぞやと。これは太陽系の地球と火星の間を回る小惑星の一つを名づけたもので、1997年10月18日第35366号小惑星として国際的に認定されている星だ。15.9等星(当然肉眼では見えない)、3.32年で太陽を一周する。これが2009年10月16日、中国科学院の天文学会より、正式に「开封星」と命名され、国際天文学聯合会小天体命名委員会にて第66726号の命名天体として認められた*3。これを記念して、碑が建てられたということだ。承認はたった半月前の話である。こんなのは他にもいっぱいあるんだろう、と思ったら、やはり2003年に小惑星9092号が「南阳星」と命名されていた。全国区では計56個あるそうだ。
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記念碑といっても、石やコンクリートの板面に「何何史跡 XX年MM月NN日 开封市人民政府」などと素っ気なく書いてあるような、チンケな奴ではない。太陽系をイメージしたような銀色のモニュメントの載った、高さ3,4mくらいの立派なものである。土台には、星のデータや命名の経緯などが刻まれている。太陽系の軌道円のなかに、开封星がひときわ克明に彫り出されているところが、何ともいえない。古都にはなんら関係のないものだけれども、天文ファンで且つ开封を愛する南蛇井にとっては、この上なく貴重なスポットができたと思う。

(map:开封开封星記念碑)

*1:水滸伝』に登場する、楊志が刀を売ったとされる場所。中山路と自由路の交点付近にある。

*2:敢えて訪れるなら、火车站から31路の市バスに乗り、开封大学で下車、そのまま進行方向へ徒歩5分。金明广场からだと停留所1個分で、徒歩でも可。

*3:参考:百度百科「开封星」

*4:いずれも2012年撮影。