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南蛇井総本気

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

スクランブル方式交差点

愛知県が交通事故死ワースト脱却に向けて、これを倍増させるそうだ。運転マナーが悪いのは地域性の問題でどうしようもないから、システムを変えて対処しようと。
最近、近所の交差点でもこの方式が突如採用された。住民にすら通知なく、慣れない現在は危ない。この方式、交通事故死を減らすことも確かだが、もともとは交通の流れを円滑にするものだと思っていた。ナゴヤドーム周囲の交差点は、イベント開催日は横断歩道に歩行者の途絶えることがなく、一回の青信号で右左折(とくに左折)できる車両は非常に限られる。これが渋滞の原因になる。片側一車線の道路では深刻だ。ずいぶん前から、左折タイムだけでも設けたら、と思っていたものだ。それがこういう形で実現されたものだから、少しは改善になったと。
ところが、この方式になると、各交通、各進行方向に与えられるタイムが減り、待ち時間が長く感じられるようになる。他交通の侵入がない優先時間なのだから、持ち時間の短縮は当然で、歩行者に関しては高齢者などの速度を考慮して余裕をもたせつつ、全体のサイクル回転を良くするもんだ。なのに、この方式採用によって裏道へ回避する車が増え、住宅街での事故が起きやすくなることを懸念しているそうだ。何のための歩車分離か分からん。人を安全に渡らせて且つ車をスムーズに通させて、初めて機能的な改善効果があるんやん。都市は両方を納得させんとやってけん。車をイライラさせたら結局は改善にならん。歩車分離は車のためにもなる、いうことを作らないと。たとえば横断する歩行者を気にせず左折できるのは、方式に慣れたら相当効果があると。片側一車線の道路では、左折車がつっかえて信号一回余計に待たされることもある。それらが軽減されるのだから、円滑になって然るべき。その辺の広報と誘導が欲しいところ。
さて、一方で歩行者の話。歩行者側から見ると採用に反対したい点がある。歩と車はありがたく分離されたかに見えるこの交差点、残念ながら事故は起きる。歩行者タイム。縦横に加え斜め横断が許された交差点は旧態より殺伐としている。実際私自身、何度自転車同士接触事故を起こしそうになったか。車が来ないと心安く横断する歩行者に、横暴な自転車が予期せぬ方向から突っ込んでこないとは言い切れない。スクランブル方式は歩行者を中国並みに無秩序にするのだ。私はこれはかなり怖いと思う。マイナス面はこっちにあると思うな。