南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

薫陶(くんとう)

すぐれた人格で他人を教え育てること。(香をたいて香りを染み込ませ、また粘土をこね、形を整えて陶器をつくる意。)
日本語学校の教科書に掲載された論説文の中の一語。私でも見たことないような新出語句を勉強して何になるのか、もっと会話能力を向上させるべきじゃないかと思ったり。でも日本の大学留学の予備校でもあるのだから、論文作成訓練として学ぶのまでは否定できない。我々日本人のほうが勉強不足なのだろうよ。
ちなみに中国語にはこの語があるから見て意は分かる、という。なぬっ、と中日辞典も繰ってみる。
熏陶(xuntao):薫陶する。よい方向に感化する。
熏の繁体字は燻で、薫ではない。が、同じ「香りをたきこむ」意味で通用しているらしい。
この語には多分故事があると思われるので宿題にしておく。