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南蛇井総本気

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

下心を疑うか、誠意を信じるか

最近、戦中戦後に北朝鮮地域で亡くなった邦人の遺骨返還や墓参に対して、北朝鮮政府が協力的だ。これは経済制裁の緩和・解除や資金援助など金目当てと見るのが大勢らしい。拉致問題を棚上げしてでもその厚意に甘えるか、ニセ遺骨だ何だと疑って摩擦を煽るか。何れもどこか大人げないと思う。もっと大きく構えよ。このところ、韓国の竹島、中国の尖閣と領有問題が姦しいけれども、ドンと構えてドンと踏み込む姿勢さえ見せれば後進国に抜かれる筈がない。だいいち周辺島嶼の占有に躍起になる姿こそ正にドンとしていない証しなのだから、我々は何も後れをとってはいないし寧ろ先んじるチャンスに満ちている。
ところで、先日墓参りが認められた北朝鮮北東部の清津には、植民地時代に建てられた日本式家屋が「革命史跡」として遺されているという。保存意義こそ歪んではいるが、屈辱の象徴として叩き潰されてしまうよりはマシ。この辺りも、鮮烈な敵視の陰に、どこか相手を認め尊重するおおらかな心があるのだな、と感心させられる。