南蛇井総本気

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

テロを直視しない

テロ事件直後から、Facebookプロフィール画像にフランス国旗のフィルムをかけるのが流行っているんだが、アレなんとなくバカらしくて自分はやらない。テロが日常茶飯事になって聞きあきたとか今回をさほど深刻に感じなかったというよりは、そういう風潮自体が見飽きた。きっとネット上などの巷では、犠牲者にまつわる数々の哀しい美談が囁かれていることだろう。小さな自爆テロはスルーされ、大規模な同時多発テロは必要以上に美化される。そして当然、過激派たちの間ではジハードを成し遂げた実行犯が美化されている。テロは美化の材料であり、美化の応酬のために殺人が行われる。そんなものを逐一直視するなんて無意味だ。
おそらく昨日まで安保法案に反対していた人たちも、哀悼だとかテロに屈しないとかフランス国民と心を共にするとかいってフランス国旗を被っていることだろう。もし事件がアメリカ合衆国で起きていたら、恥ずかしげもなく星条旗を被せるに違いない。そして厚顔無恥を晒して、ともに戦ったりするんだろう。筋の通らない連中ばかりだ。
テロを美化せず、同情せず、同志にならない直視の仕方を生み出してほしいものだ。

個人的には、松屋で19日から発売される新メニュー「シャンパニオン ハンバーグ」が絶妙にタイムリーで、これを食べるのが犠牲者への哀悼表現だと思う。