南蛇井総本気

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

罪のない人は殺されない

高速道路上で煽り運転により妨害されたうえ停車中に追突されて死亡する事件があり、加害者の心ない言動とともに極刑を求める声が噴出している。たしかに加害者の自己中心的で横暴な煽り運転により、不正を注意した被害者が殺されるのは無惨ではある。しかし悲劇の被害者が必ずしも善良な運転者だったといえるのだろうか。かつてどこかで横断中の歩行者を煽ったり、路側帯を走行する自転車の脇をスレスレで通ったりしたことがあるはずだ。交通社会上では如何なる場合でも報復行為などあってはならないが、弱者を思いやらなかった強者はいつか自分より強者に脅かされる。被害者もどこかで強者の心に傲る運転がなかったとは言い切れまい。