南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

今年は初戦敗退

刈谷球場で行われた母校中村の1回戦は、豊田大谷に2-5で敗れました。

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先週日曜の試合中止の影響で当初日程より1日遅れ、さらに昨夜雨天によるグランド状態から試合開始が1時間半ズレ込む。おかげで日中の一番暑い時間帯に戦う羽目に。

昨年4回戦まで進む快挙を成し遂げた中村も、さすがに豊田大谷は手強くコールド負けしなきゃいい、とさえ思っていた。ところが意外にも中盤までは互角の戦いを見せてくれた。先制されてもすぐ追いつき、制球難から走者をためてもココ一番を抑えて相手に得点を許さない。四死球が目立つように見せかけて、実は結構ストライク先行が多かったりする。いい球持ってるんだから、自信もってどんどんストライク投げろよ、と言いたくなる。打撃はなかなかクリーンヒットが生まれなかったが、それは相手も同じ。相手投手も制球はさして良くなく、中村の得点はいずれも暴投によるもの。5回終了時点で1-1のスコアボードを眺めたとき、ここまでコールド、いやリードされた展開でないことにちょっと誇らしささえ覚えた。

さらに6回には、執念の勝ち越しを決め、初めてリードを奪う。もしかしたら、このまま守りきれば勝てるかもしれない。あの豊田大谷から一時でもリードを奪った、それだけでも興奮する。わずかな時間でも速報には「豊田大谷1-2中村」って表示されるんだぞ。何人かがそれを閲覧するんだ。ここ数年力をつけてきた中村の精一杯の意地だと思った。

しかし、豊田大谷はさすがに甘くなかった。総勢4人による継投で大谷打線をかわしてきたが3番手岡田がつかまり、勝ち越し直後の7回に3点を奪われ逆転された。この岡田はたしか去年も投げている、と記憶している。守備は決して悪いとは思わない。ピッチャーもストライクはいい球もっている。大谷との差はたぶん、わずかな制球力の差と芯で捉えたときの打力ではないかな。中村の得点が示すように大谷の投手も制球は悪い。でも中村の与四球、とくに死球の数はちょっと目立ったな。そして中盤あたりから徐々に打ち始めた大谷の飛球は、やはり力の差を感じさせるものだった。9回にも犠飛で追加点を奪われ、突き放された。疲れで打ち崩せるかに見えた大谷先発の三代も、終盤には逆に調子をあげたかのようなテンポの良さに。そして、4番のいかにも主砲そうな佐藤が抑えのマウンドに上がったのは一番ビックリした。

一番感心したのは走者警戒でサードに牽制球を放ったとき。一番悔しかったのは、レフト線方向への痛烈なツーベースヒットを打ったランナーが、直後にバント処理からサードでフォースアウトされたとき。一番残念だったのは、ピッチャーが打席に入ったときボール先行とはいえ一度もバットを振らずに三振となった場面。見極めも大事だけど、空振りでもファールでもいいから一度くらい積極的に振ってほしかった。プロじゃない、高校生なんだから。

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何はともあれ、中村の今の実力でホント精一杯よく頑張った。その結果、格上と思われる相手にも堂々と戦え、コールドにならず9回まで試合成立させた。バントや盗塁も積極的に繰り出して機動力を見せた。僅かながら痛烈なヒットもあったし、目を瞠るようなストライクボールもあった。よかったと思う。おつかれさま。バス時刻の都合で、監督・選手のあいさつを見届けられらなかったのは申し訳ない。

母校の試合観戦も今年で4年目、7試合目になる。通算4勝3敗、まだ勝ち越してます。また来年、がんばろう!