南蛇井総本気

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

ジャニーズに、吉本に、

平成芸能帝国の瓦解。
これを崩壊とみるか、新時代の到来とみるか。
しかし謝罪会見したとたん、急に芸人擁護と事務所批判に転ずるんだから、皆さんやっぱりお笑いなくっちゃ生きていけないんだね。問題発覚当初もそうだったけど、昨今は個人への口撃が目立ってあんまり組織に口撃しない。それが組織口撃に転じたってことは、よっぽど死活問題なんだなって。SMAPのときはアイドルもやっぱり雇われる立場なんだって不思議な気になったけど、吉本芸人は口頭契約であれ明らかに雇われてるんだから最低保証はしてやれ、って。皆さん普段はテレビで面白がってるだけだけど、画面の向こうもこっちもみんな雇われの身で生き延びるのに必死なんだって、こういう問題を機にふと気づいちゃって妙に一体感を覚えるんだろうね。変な民意の表出だよな。

でも逆に言えば、謝罪会見が歓迎されて擁護してもらえるようになったってことはだよ、謹慎・迷走しているうちから会見したほうが良いって暗に皆さんのプレッシャーを受けていたってことだろ。良心の呵責かもしれないけど、芸人という特殊な職業や生き方を貫こうっていう人間が、視聴者の要求に応じて同じステージに立っちゃいけないと思う。いわば、芸人は我々視聴者と一体感は持っちゃいけないんだって。常に異質や奇抜さ、ギャップ、意外性を資本にして生きてくんだから、そこに秀でていると自負があるから芸人になったんだろ。だからビートたけしさんの言うように、こんな記者会見はやっちゃダメなんだ。それは解雇覚悟で事務所の隠ぺい工作を暴露する潔さよりも、社会一般良識に屈した芸人の情けない姿を晒すからだと。繰り返すが、この会見をさせたのは彼らの良心以上に視聴者のプレッシャーであり、屈した彼らはプロ芸人として未熟であり失格に等しい。闇営業とか以前に、こういう観点から引退する良い機会だと思う。