南蛇井総本気

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

進む温泉地開発

かつて平顶山の汝州市を訪れたとき、その旧市街「中大街」の町並みを見て感動し、

次来るときこの町並みが須く撤去されていたら間違いなく中国を嫌いになるだろう

と述べた。最近iPhoneの地図アプリが更新され中国の衛星画像が鮮明になったので、ちょっと上空から確認してみた。

さすがに時代劇ロケセットみたいな町並みまでは確認できないが、高層ビルなどは造られていないようだ。そして、通りの中ほどにあった鐘楼が、近年修復されたそうである。記憶する限り、古びて崩れかけたような二、三階建ての楼閣だったはずだ。よくぞ大切に保善してくれたものだ、と感心する。

河南汝州钟楼入秋前或修缮完工

同時期に法行寺塔も修繕されたようだ。中大街と合わせて、また見に行きたいものだ。

 

その地図を西に振って温泉镇を探したところ、こちらではとんでもないことが起こっていた。なんと!私が泊まった温泉工人疗养所を除き、温泉民宿街など鎮の丸ごと全てが更地になっていたのだ!!絶句…

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画像の中央下部が療養所、真ん中の緑と土が斑らになっているエリアが鎮の中心部。写っていないが上部を東西に高速道路が走っており、その南側には温泉リゾートらしき施設が造られている。西側の貯水池を含め、かつての鎮エリア一帯から療養所に至るまでの広大な土地を一挙にリゾート開発する魂胆だろうか。洛阳の都市規模拡大が進めば、交通面でもここは片田舎ではなく中国スケール的には郊外リゾート。成功の余地あるとはいえ、秘境を潰されたようで寂しいもんだね。さきの中大街も中国各地の古镇にあるような伝統建築の観光モールに改造する計画があるようで、これも温泉にリンクする目論見が感じられる。