南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

ほんねとーく

戦争して勝ったり負けたりしたぐらいでは数奇な経験を積んだとはいえないけれど、

ご先祖様の功労や犠牲、葛藤を踏み台にして尚「普通の国」を目指すことは、日本固有の魂や精神を軽んじ喪失することに繋がるのではないかと思う。軍隊をもったり、自主憲法をつくったり、領有権を主張することだけが国威の示し方ではない。ある時期は戦争に…

开封市2年3ヶ月の変貌と考察

はじめに 今回の开封再訪は、予定の急変により滞在時間が大幅に短縮されたため、十分な視察と検証はできなかった。本来なら16日一日かけて市内各所を巡り、公交を幾路線も乗り潰して路線網の変容や市域拡張の現状を把握するところであるが、実際には17日午後…

开封朋友との再会結果 2014

前回(2012年3月)の報告書 今回は前回と比べ、総じて残念な結果であった感が強い。开封に対して抱いてきた「第二の家」「第二の故郷」的な拠り所を大きく失いつつある。そして、その要因には城管の影響が感じられる。人も社会も変わりゆくのが自然だし、連…

歴史の前例

ゲリラ戦を展開すれば強国でも追い払いいつかは戦勝国になれる。なんかイラク戦争以来絶えない爆弾テロが、そんな理想像を追いかけているように見えて仕方ない。 ゲリラ軍が敵と見なす強国は大抵自由主義や民主主義の象徴であり、彼らの勝利の先には偏狭な独…

井端退団

勝つことが最大のファンサービス、といわれるが、落合GMに関しては勝つこととファンサービスは必ずしも一致しないのかなと思う。合理的な戦力確保と常勝態勢の確立は必ずしも既存のファンを満足させない。しかしファンというのは料理なら味、野球チームなら…

売国奴に倣って

愛国奴っていう罵倒語もつくってくれたら、新大久保でヘイトスピーチしてやりたい。 郷土愛ぶる狂奴を一喝、みたいな。Yahoo!ニュースのコメント欄を覗くと、嫌韓・嫌中をやたらと叫んだり、根も葉もないのに特定の政治家を名指しで在日などと吊し上げたり、…

(続)このクソ蒸し暑い日に

(お断り)このとーくは去る7月5日の記事に後日追記しようと考えていたところstarを戴いてしまい、趣旨を変えるわけにはいかぬと別記事として再編したものである。5日の呟きはアレはアレで味があるかな、と。あらためて、いたづらに通報された現場へ集結し、…

厦门BRT爆破テロ

今微博を覗いたら、今月7日に発生した中国アモイ市バス*1放火テロの話題が盛り上がっていた。大学受験の統一試験に失敗して人生に嫌気が差した学生による犯行で、当人も焼身自殺。死者47人・負傷38人。卒業後の就職難を背景に大学受験者数が減少しているとは…

郑州地铁郑州站という違和感

郑州地铁の路線計画図を見ていると、開通間近の1号線の郑州火车站のところに「郑州」站が設けられている。日本では、東京メトロや大阪市営地下鉄、名古屋市営地下鉄のネットワーク上にそれぞれ「東京」「大阪」「名古屋」があって、これはJRや広域私鉄の各都…

中国​反日デモ(2012)​考

日本の尖閣諸島国有化を契機に中国・台湾で起こった反日運動。柳条湖事件(9.18)81周年と重なり、大規模で過激な反日デモが大陸全土に拡大した。上海では旅行中の邦人が暴徒に襲われ軽傷を負った。日中国交正常化40年記念式典は延期、数々の文化交流も中止が相…

下心を疑うか、誠意を信じるか

最近、戦中戦後に北朝鮮地域で亡くなった邦人の遺骨返還や墓参に対して、北朝鮮政府が協力的だ。これは経済制裁の緩和・解除や資金援助など金目当てと見るのが大勢らしい。拉致問題を棚上げしてでもその厚意に甘えるか、ニセ遺骨だ何だと疑って摩擦を煽るか…

大飯原発再稼動決定

これは国民に対する戒めだね。節電を嘗めるな、と。いくら節電ブームだって原発ゼロに敵うものか。絆、絆と騒ぐけれども、現代日本人の結束力・団結力は通用するレベルにない。震災復興が急務のときに、野党勢力に散々足を引っ張られてきた民主党はよう身に…

开封市2年半の変貌と考察

はじめに 2009年11月3日に去ってより約2年半。この間に上海万博があり、北京五輪のように余波で整備された部分もあろう。留学期間よりも長いブランクの変化をわずか3日間でチェックすることは不可能に近いが、公交と自身の足を駆使し、時間の許す限り市内に…

开封朋友との再会結果

今月15日から今日に至るまでの开封帰郷旅行。その最大の目的は、留学中に开封で知り合った方・お世話になった方で、开封(あるいは河南)でしか会うことのできない方々に会うこと。老师と(元)学生を除いて連絡すら取れない中で、どれだけの人に会え、またどれだ…

河村名古屋市長の南京大虐殺否定発言と、それに対する南京市の交流停止通告

名古屋市はどうしてそんなデリケートな(問題を抱える)都市との姉妹提携を選んだんだろうな。太平天国や中華民国臨時政府の首都であった南京と、未来の首都を目指す名古屋。各々国の主要な工業都市で、窯業が盛んな土地(瀬戸・多治見等と景徳鎮)に近い。先…

汚染牛肉は消費すべし

放射能に汚染された牛肉はやはり食ふべきだろう。何なら福島県の双葉町や富岡町へ行って、Tシャツ短パン姿でバーベキューをするのが良い*1。とにかく日本人が責任もって食うべきだろう。輸出したって風評被害に遭うだけだろ。風評どころか歴然とした汚染食品…

反面教師にする度合い

東電福島第一原発の事故を受けても、原発増設推進を続ける中国。欧州が脱原発、新たな発電方法の振興に動く中、急成長にノボセた中国がまたも世界の流れに逆行するように見えるけれども、俺は意外と評価できる。日本が戦争による技術の蓄積で戦後目覚ましい…

日本沈没も作り話と笑っとれんぞ

はじめに、今回の東北地方・太平洋沖地震(東日本大震災)で亡くなられた方々にこの場で、黙祷。 あの酔わされるような揺れは四川大地震を开封で体験して以来。これはとてつもない地震が起きたと、仕事を続けながら思ったものだ。四川〜开封の距離は名古屋〜…

信阳に首都移転!?

北京の人口集中による諸問題の打開策として首都移転論が浮上しているそうな。その移転候補に河南省信阳(Xinyang)市も挙がっているらしい。中国全土のほぼ中心で、自然豊かで、河南の経済振興にも好影響となるかもしれない。一方で、中枢機能が移転することに…

劉暁波氏ノーベル平和賞受賞について

はじめに、前回の「とーく」にコメント及びカラースターを下さったことに謝意を示したい。内容への賛否意見でなくとも、単にこの活動に同調頂けるだけで繋がりを感ず。何事に対しても、メディアや有識者の論調、多数派のありきたりな見解に流されず、自らの…

「自然との共生」に自負心をもて

《この星と生きる2》(2010年10月8日付)本文抜粋 政府は日本の「里山」をモデルに人と自然の共生を図る「SATOYAMAイニシアティブ」*1を目玉政策に掲げ、世界の賛同を得ようとアピールしてきた。 しかし、海外からは「意味が分からない」「価値観の押しつけ…

中国3都市で反日デモ

郑州が含まれてしまったのはいささか残念であったな。まぁ味千拉面は郑州名物の烩面を侵そうとするものだから燃えてしまへ。 そんなことはさておき、このデモは政府の主催です。政府関係者が五毛団を使って掲示板にデモ参加を募り、詰め込み学業や政治教育に…

屈させられちまったな

向こうで邦人を拘束されたのが堪えたんだろうか。幾分懐かしい表現だけれど「自己責任だ」と突き放したい。あちらの国情と今の日中間の緊張を考えたら、国際電話の一つにでも注意を払うもんだ。軍事管理区域など接近はおろか立入許可申請だってしちゃいけな…

7.5

最近どうも通信が緊張していると思ったら、一年前の事件か。また何か外国メディアに隠してる暴動でもあったかなと。むしろこっちには漏れて国内には伝わらないことの方が多いか。 全くこの手の問題に際しては、日本を含め皆敵国になってしまうから困る。とく…

広州アジア大会に向けて

来賓の目が届く大通りの開発整備は進んでいると報道されているが、その改造自体が何かおかしい。政府機関の面子をかけた圧力以上に、国内外問わずマスコミによる期待をもった取材と報道が先ず誤っている。都市はそんなに生活感をさらけ出してはいかんのか。…

丞相は「施主」なのに、皇帝は「皇上」

ある中国のテレビドラマ(DVD)を視ていて気づいた。仏の前で人はすべて平等であるなら、俗人は等しく施主たるべきじゃないかと。仏教を国教とした朝代でもなければ、皇帝が仏門に入っている証しはない。それでも呼称に差がつくのはどういうことか。 これは、…

日中歴史共同研究報告

南京大虐殺については、かつて指導教授から「非戦闘員」について国際法をもっと勉強しろ、と言われたのを思い出す。 さておき、今は何百万の人口を擁する南京も、日本軍侵攻当時に戦闘員、非戦闘員あわせて20万もいたかどうか。あれだ、南京が戦闘の最前線で…

Google、中国から撤退?論争

百度(Baidu)のトップページデザインがシンプルなのは、Googleを真似たのではなくて、代行する為だったのね(^_^)。 中国の法律を遵守しない者、異を唱える者は出ていけと。外国企業に限らず、自国民にもそう接しているのだから。 幸い外国人は選択権があって…

スクランブル方式交差点

愛知県が交通事故死ワースト脱却に向けて、これを倍増させるそうだ。運転マナーが悪いのは地域性の問題でどうしようもないから、システムを変えて対処しようと。 最近、近所の交差点でもこの方式が突如採用された。住民にすら通知なく、慣れない現在は危ない…

开封市8ヶ月間の変貌報告書

留学期間を終えて2月下旬に去ってから、今回訪れるまでちょうど8ヶ月。歳月は決して長くはないが、その間に建国60周年という大きな節目を迎えた中国。改革開放、和諧発展を全国各地で推進するために欠かせない起爆剤が、2008年から3年間続くよう企図されてい…