南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

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信濃路の旅 2:JR小海線

(信濃路の旅 1:静岡丸子宿・岳南電車、山梨下部温泉よりつづく) 旅館からの眺め5時半ぐらいからだいたい目覚めていて、おにぎりと味噌汁の朝飯を摂りゆとりもって旅立ち。もともと07:12発の電車を予定していたが、ちょうど出発時に踏切の音が響き06:52発…

信濃路の旅 1:静岡丸子宿・岳南電車、山梨下部温泉

はじめに コロナ禍による海外渡航不可という逆境を、貴重な国内大型企画に打ち込める機会ととらえて一昨年の四国一周に匹敵する旅行を計画。GWではできない青春18きっぷフル活用もポイント。当初出雲地方が有力だったが、近年東日本が手薄であることからいろ…

近鉄南大阪線系の旅 3:富田林、河内ニラそば

窓の外がちっとも明るくならないまま起床、みそ汁付きの朝飯を食って退出する。無人の受付に鍵を置いていくよう言われており、見送りのないチェックアウト。玄関の感知ブザーは鳴るものの、朝は宿主も確認にこない。結局チェックインした28日以降、一度も宿…

近鉄南大阪線系の旅 2:當麻寺、古市古墳群、阿倍野

少し慌て気味に朝飯食って8時前の電車に駆け乗る。明日の天候を思うと晴れて明るい車窓は貴重だ。吉野口まではかなり狭隘な軌道を走っていることに気づく。とちゅう福神という縁起の良い名の駅がある。副駅名の花吉野ガーデンヒルズは観光名所ではなく住宅地…

近鉄南大阪線系の旅 1:橿原神宮、御所

夏にビッグイベントの中国行きをやったので、コンパクトなリフレッシュ旅を企画。前々から目を付けていた、近鉄の週末フリーパス(4200円で、土日を含む連続3日間、近鉄全線乗り放題)を使ってみようと。近畿地方にはまだまだ未知の世界が多い。3日間もあれ…

北勢チャリン行 3

朝風呂を済ませ身支度しても優れぬ空模様だが、ネットの天気予報では昼過ぎから雨となっているので小雨程度ならと強気で出発。フロントで鍵を返すと一昨日からの外出時とまったく同じトーンで「いってらっしゃいませ」と声を掛けられ、ホントにチェックアウ…

北勢チャリン行 2

陳謝ー本日は天候不順により終日自転車に乗らずに過ごすことをお許しください。本日は、国道23号などを南下して津市に入り、市内を軽く巡ったのち嘗て市街西部と芸濃町を結んでいた軽便鉄道「安濃鉄道」廃線跡を終点椋本まで辿り、中ノ川を下るようにしてホ…

北勢チャリン行 1

日ごろの運動不足による腹まわり肥大の解消、交通費節約、夏に控える中国旅行に向けて体力と精神力の鍛錬および旅行費用捻出、といった理由から自転車旅を企画した。昨秋新車を購入する頃から既に構想はあり、渥美半島と三河湾岸を走る4、5日程度のプランを…

THE 四国一周!! 5:さよなら、四国

四国を名残惜しむ、オマケの一日。徳島では曇天、和歌山からの帰り道には快晴となり、思えば行程に影響する雨天は昨夕ぐらいで限定的だったな。 徳島 その2 まるで温泉のように体の芯までしびれるような熱さのスパで目覚め、無料予約制と思しき朝食バイキン…

THE 四国一周!! 4:愛媛~香川~徳島

雨天は出発前から想定されたが、敢えて予定を大きく修正せず決行。午前中はほとんど降られず、午後も東へ移動のため愛媛県内はほぼ逃げ切れたw 愛媛 その2 松山 道後温泉つづき 朝食は7時半からなので、6時過ぎに起床し椿の湯へ朝風呂に出る。折り畳み傘を…

THE 四国一周!! 3:高知~愛媛

計画では鉄道乗りつぶし気味な一日でメインは2日になると予想されたが、体力回復と好天に恵まれ最も充実した日となった。 高知 その2 起きて巻き寿司を食べ、7時半を目処にチェックアウト。昨夜屯していた外国人団体は、まるでレスキューみたいな作業服を着…

THE 四国一周!! 2:徳島~高知

肌寒い未明の徳島駅前ターミナルで開場を待つ。あまり高くない知名度のわりに、駅規模は大きい。朝5時ちょうどに食べる松屋の朝定も狙い目の一つ。駅の特産品紹介コーナーでは、すだち商品が目立つ。帰りの土産候補だ。 徳島 その1 05:30に買い求めた記名式…

THE 四国一周!! 1:徳島へ

ここ10年ほどは毎年海外ばかりで、国内の大型企画をやってなかったので、久しぶりに日本を泊まり歩いてみようと思った。四五日ぐらいで使える周遊きっぷを探していたところ、JR四国と土佐くろしお鉄道などが3日間利用できる「バースデイきっぷ」というのを見…

遠江の旅 2:天浜線

6時起床、朝風呂。昨晩と男女入替でこっちの湯船が広いことを知る。朝食のバイキングも欲張らず、普段どおりのご飯とみそ汁に山菜や海苔の佃煮などをバランスよく選る。その浜名湖海苔と舘山寺みそのセットを土産に買い、きっかり8時にチェックアウト。 弁天…

遠江の旅 1:浜名湖弁天島温泉

これは、名古屋豊橋往復切符がネックになり日帰りで二の足を踏んでいた天竜浜名湖鉄道を、いっそ泊まりでと企画したもの。ちょうど両親が22日から道後温泉旅行に行っており、土日休みの自分も対抗して温泉を取り入れた。思いの外、舘山寺温泉の混み具合と宿…

新春志摩たび 2

8時前のチェックアウトを目安に起床、朝風呂。内湯で身体を軽く温めてから露天に出るも、猛烈に寒い。浸かったまま市街を眺望できるフェンス窓が重宝。湯上りに浴衣姿で1階のフリードリンクコーナーを覗くと、モーニングコーヒーが飲めるようだ。駅までの補…

新春志摩たび 1

転職先の始業日までに約1週間の正月休みが発生したので、1泊旅行を思い立った。既にどこの宿も年始は予約で埋まっており、また初詣企画切符を有効活用するため行き先は自ずと限られてくる。近鉄の「伊勢神宮初詣割引きっぷ」(名古屋発2300円)に狙いを定め…

武汉汉口租界(开封帰郷旅行2017エピローグ)

(郑州文庙&地铁2号线(郑州2017年号)よりつづく) 郑州から武昌までの間に漯河しか停車しない当列車では、現在地が逐一話題になる。地図アプリでGPSを稼働させると、滑らかに正確な位置を教えてくれる。仮眠の合間の時間つぶしにはちょうどいい。武汉市内…

湖北(Hubei)武汉(Wuhan)欢乐颂YH(开封帰郷旅行2017“Project Z”プロローグ)

はじめに 前回2014年から実に3年半近いブランクを経て、漸く开封帰郷のチャンスを得た。この間2回の海外旅行も友達に会いに行ったり帰省に同行したりと、完全自主企画の一人旅は久しぶりとなる。年齢や体力も含め、いつになく些か不安をも覚える。 今回の河…

Firsttime Philippines 5:Manila、帰国

さよなら、パンパンガ まだ真っ暗な朝4時ごろ叩き起こされて、珍しく慌ただしい出発準備。昨日洗ってもらった衣類も、乗車間際に物干し竿からさらっていくような始末。それでも家人みな起きて見送ってくれた。Rubyに「お兄さんにアリガトウ言って」と促され…

Firsttime Philippines 4:Angeles

にわか雨の記憶がない、一日通してよく晴れた日だった。 ショッキングな朝食 フィリピンで初めてのパン食。手づくりっぽいロールパンでケーキのように甘い。表面に砂糖がまぶしてある。この砂糖が衝撃的な光景の一因だ。パンとパンの隙間から黒い粒が見え隠…

Firsttime Philippines 3:Olongapo、Clark

昇天したまま目が覚めて、外はシトシト雨模様。昔、祖父母の金婚祝いに父方の一家総出で鳥羽へ行った際、優れない天候に幼い僕ら兄妹は海水浴を諦めさせられた思い出がある。どことなくシチュエーションが似ていなくもない。 海水浴 空模様に似てくすんだ色…

Firsttime Philippines 2:Angeles、Olongapo

南国の朝 お目覚めは熱いコーヒー。初めてシャワーとトイレを使った。バスタブはない割に、だだっ広い。洋式便器が据えられているが、大きなポリバケツに湛えられた水を手汲みで流す。アモイと同じなので驚きはしないけど、日本人の大便は硬めなので手桶ごと…

Firsttime Philippines 1:Pampangaへ

はじめての中華圏外渡航ということで、英語でシンプルなシリーズ名にした*1。ホントはパンパンガ州(Pampanga)をシリーズ名に起用したかったが、行程上に同州でない滞在地も含まれるので断念。数年来、私の心の中で「パンパンガ」は未知なる桃源郷のようなイ…

“かえつのう”の旅 2:高岡市内

予定では古城公園も含めて「高岡市内」でしたが、天候と桜の開花状況より花見は前倒しとなりました。 高岡の朝 静かに雨降る大佛旅館の朝朝食の配膳とともに起こされるという痴態は犯さなかった。天候はともかく、清々しく迎える貴重な朝の目覚め。 味付け海…

“かえつのう”の旅 1:万葉線

これまで幾度となく国内外を旅してきたが、自分で企画して日本海側の地へ赴いたのは初めてである。 はじめに 昨秋の上諏訪温泉があまりにも上出来だったので、これに匹敵する候補地を探すのに苦労した。東海北陸と近畿地方を徹底的に調べた挙句最終的に有力…

おつかれさまで“すわ”の旅 2

「すわ湖」の朝 6時には目覚め、朝風呂しようかと思い始める頃と相まって露天風呂の利用者が殺到し始め、いつ覗いても使用中。いっそ雨戸の隙間から盗み見てやろうかと邪心を抱きつつ、まずは内湯で洗顔。なに、朝食の7時半までには十分余裕がある。 すわ湖…

おつかれさまで“すわ”の旅 1

これは2007年春の大学卒業旅行的上-京の旅以来、実に8年半ぶりの自分で企画実行した日本国内宿泊旅行だ。職場では中国帰郷の名目でしか長期休暇を取りづらかったため、国内は日帰りに依らざるを得ない面があった。 はじめに 慣れない夜勤疲れの気分転換と、…

廈門Feverの旅 5:广州~深圳、帰国

“広東の朝は鈍い” 2日目の深圳でも感じた地域色が、とんだ慌ただしい帰途を演出した。 广州(Guangzhou) 列車はダイヤより10分早く、广州东に到着した。早めに設定した目覚ましは車掌の切符交換に勝ったが、終点でもないのに早々と車内の照明がつけられ眩しい…

廈門Feverの旅 4:厦门で寛ぎ(美食と買い物)

朝一で宿をチェックアウト。早朝に出かけ夜遅く帰ってくるネグラで、明るい時間に過ごすことはほとんどなかった。Wi-Fiもないがネットは申し分なく使えたし、快適に休めた。水しか出ないシャワーも2回ほど使用。裏の階下に長屋らしき住宅があり、庶民生活が…