鉄道の旅フォルダ公開シリーズNo.2
これは、JR和歌山線に乗ろうというのが最大の目的で、計画段階では和歌山からちょっと南にも寄って、有田や御坊なんか行けたらよいと思っていた。特に、当時の新聞で御坊の某寺に河童のミイラがあるという記事を見て、こいつを見に行きたいと考えていた。紀州鉄道にも興味があったしね。けれども、日帰りという範囲では紀勢本線を南下するまでは到底無理なことが分かったので、和歌山線沿線にある風土記の丘を訪れるに留まった。
名古屋 7:32発
亀山 8:55着
9:04発
加茂 10:23着
10:27発
王寺 10:56着
11:05発
高田 11:20着
和歌山線に乗るには関西線から行くしかない。京都から奈良線を経由してきても、ほとんど所要時間は変わらない。ただし、混雑状況という点では、東海道線は行きの方が空いているということを後で身を以って知る。関西線は本数が限られるので、結構朝早くでないといけない。それで朝のトイレは亀山行きで済ませることが多い(笑。亀山から加茂までは山歩きの客が多い。加茂から大和路快速。王寺からは桜井線に廻っていってしまう電車。どこまでが桜井線でどこからが和歌山線なのか、そのときは混濁していたが、後で調べたところ、王寺から和歌山までが和歌山線で高田から桜井線が分岐している、というのが事実であった。高田で乗り換えるのでこの辺が分からなくなってしまうが、結局私は和歌山線を全線乗ったことになるらしい。(一部鯖読んで)
高田までの車内はとても空いていたが、時折若い車掌が回ってくる。その車掌が車両を出るたびに一礼していくのだが、その様がとてもイマドキっぽくて笑えた。たぶん年配の方には注意されてしまいそう。まるで高校生みたいだった。ズボンも若干下がり気味だし。
高田 11:27発(平日)
田井ノ瀬13:28着
丸2時間乗り詰めの旅。車内でお昼を愉しみながら、ローカル線の乗降を眺める。吉野口で近鉄と出会う。五条駅では奇妙な駅構造にぶったまげた。突然逆方向に発車、つまりもと来た道を戻り始めたのである。おいおい、どうなるんだ?と思いきやスイッチバック方式で和歌山方向へ走り出す。すなわち、和歌山方向と高田方向では線路の高さが違うのだ。それでこういう変な構造になっているのらしい。何の説明も無いから結構肝冷やした。橋本では今度は南海と出会う。高野口ではないところがポイント。この先から学生の乗り降りが増加する。中飯降とか名手とか粉河とか、変わった駅名が並ぶ。そして、和歌山の一つ手前、田井ノ瀬で下車。一駅分残っているから、全線乗ったと豪語するのは少しまずいかもしれない。
徒歩 風土記の丘公園JR和歌山線「田井ノ瀬駅」下車。徒歩25分。(約1.5km)
↓ 資料館入場大学生80円
和歌山駅 2km強(慣れない道で時間を要す)
あまり印象的な記憶がないなぁ。入口がだだっ広い駐車場だった気がするのと、比較的鬱蒼とした木々の中に史跡があった覚えがある。入場80円だったのかぁ。
まだ暑い時期だったので、風土記の丘まで歩くのも、和歌山駅まで歩くのも結構大汗かいた。特に、和歌山駅までなんて方角が合ってるだけで、それ以上は何も分からないものだから間に合うかどうか非常に焦った。田井ノ瀬は無人駅だけども、風土記の丘までの指示板くらいはあった。
《帰り》
和歌山 16:39発
大阪 17:58着
18:11発
京都 18:56着
18:59発
米原 19:51着
19:55発
大垣 20:28着
20:33発
金山 20:08着
和歌山といえばミカン。有田へも行けなかったし、なんかお土産に面白いもんないかな、と思ったらキオスクで「みかんだんご」というのがあったので、即そいつを買って阪和線電車に乗り込む。竹串に白玉くらいのゼリー状の団子が三つ刺さっているお菓子だったと思うけど。また変わったもん買ってきた、と後で言われた。
帰りはどの線もとにかく混んでいた。たぶん座れたのは琵琶湖線の野洲付近からだと思う。それくらいひどかった。京阪間で、メモしていった時刻と一致しないトラブルがあって悩まされた記憶がある。いま乗換ダイヤを見ると、とても乗り継ぎ時間が短く見える。これは2003年3月の時刻表に従っており、現在は改正されていると思われる。
名古屋からやや遠いので、途中下車は田井ノ瀬のみにとどまったが、それでも和歌山線の性格を垣間見るのは楽しかった。ローカル線を乗りつぶすのは面白い。今度は吉野や高野山へ行く際にも利用できるといい。鉄道記録は、JR和歌山線、阪和線制覇。お土産は、みかんだんご。JRは18切符で、その他の交通機関は未使用。