南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

大量破壊兵器製造やめよ、朝鮮(カダフィ大佐)

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 少しはイラク問題から離れるでしょうか。お疲れの方も見えるでしょうから、一本道を反れます。 ≪【ワシントン共同】リビアの最高指導者カダフィ大佐は22日、トリポリ郊外で米CNNテレビのインタビューに応じ、北朝鮮やイランなどもリビアの措置に倣って大量破壊兵器計画を放棄するよう促した。大佐は通訳を通じ、大量破壊兵器計画放棄について「リビアと米国の関係を改善するため」とし「嫌疑を晴らし(同兵器のための技術を)平和目的で使うためだ」と述べた。≫関係の改善は必要なことだ。冷戦時代も10年毎の波があり、関係が厳しい時期と温厚な時期とがあった。もともと険悪な関係だったところに、完璧な平和は熟さない。しかし、その努力は手放しで評価できる。さて、朝鮮に対し大量破壊兵器の放棄を促したことだが、これは必ずしもアメリカの主導権に落ちろ、というものではない。その裏づけとして、後半で技術の保持自体は肯定している。最近、パキスタンの核の父なる人物とその関係者が、イランに核兵器開発技術をもたらしていた、という疑惑の情報が流れている。イランの開発疑惑の高まりとともに、この問題は無視できないものとなってきた。疑惑に基づく査察から始まった戦争もあるだけに、各国の慎重な対応が問われるわけだが、筆者は疑惑国が不用意に譲ることの方が危険な事態に陥るものと考える。「開発の意義・主張」を通すこと、その上で情報を公開すること、基本的にこの二つが守られるべきだ。放棄がその国にとって良いことか、損害を被るかは事情が異なる。それを明確にすべきだ。その視点からすると、リビアは米国との関係改善を目標としつつ、その筋は通したといえるかもしれない。結:抗わずして、闘え!【2003/12/27/PM】