南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

南蛇井暦元年、元旦

【注:この記事を書いたのは、南蛇井暦2年3月上旬(西暦2005年3月末日)であり、無知科学論講義の1つと思われる】
改めて、南蛇井というハンドルネームについて語ってみる。私がこのネーミングを初めて使用したのは、ニフティ上で初めて自分のHPを開設した時である。ちょうど大学1年後期の試験期間が終了した日に、開設したと思われるので、この日を南蛇井暦元年の元旦と定める。URLの末端において、アルファベートの小文字で羅列されたものを、我が人生の称号として使ってゆくことに決めたというか、むしろ成り行き上何かに決定せざるを得なかった。

それでも、何かある決定には、必ず選択という過程があり、選択にはなんらかの要因が付される。無論、偶然や偶発は起きうるが、それも選択に対する要因と見なすことができる。最終的には神の御力に導かれているにしても、いくらかの思考(偶然に頼ろうとする思考も含む)と、外的陰謀や策略および天変地異によって、結果的に1つの決定が下される。聖徳太子も、あらゆる事柄の中から二つのことを選択して耳に入れている。これは、二つのことを同時に聴けるのではなく、二つだけを賢く選択して耳に入れていることが偉いのだ。

概念的な説明はこのくらいにして、なぜ南蛇井(なんじゃい・NANJAI)という文字列に決定したかを、あらためて考え説明してみる。最も端的な説明は、
何なんじゃい!なぜなんじゃい!という、とても親しみやすい日本語の疑問形が見事に漢字で表現されるからである。この(じゃい)という疑問形文末表現を小学生時代に担任から良く聞かされた。何処かの方言なんであろうが、私は出自は名古屋だが、日本各地の方言が大好きで、「じゃい」でも何でも頓着せず使っている。さらに、この「南蛇井」なる(会話表現を漢字にしたような芸術作品)が地名、さらに鉄道の駅名として実存すること。コンニャクの産地としても知られる群馬県下仁田町と、製糸産業で有名な富岡、高崎市を結ぶ上信電鉄(上州と信州を結ぶイメージ)。その下仁田よりに、南蛇井駅はある。下仁田はおろか、群馬県すらも一度も踏んだことのない私だが、まだ見ぬ土地に不思議な故郷感を抱き、名を拝借させて頂く。ほかにも、有井(ありい)とか阿曽(あそ)とか安濃(あのう)とか駄科(だしな)とか、特に2文字では多数あるのだが、漢字三文字となるといい作品が見つからない。こうした観点からも、南蛇井が摘出された。

一時はHNを変えて、数多くのHP作成サービスに手を出したものだが、更新の遅滞が嵩んだこともあって、最近になって南蛇井への帰順をようやく決めた。いま、あらためて愛着を持ち始めたところである。

詩や小説などの作品では、南へヴぃと記すことがあるが、同一人物である。

追記:HN占いでは【凶】判定が出ました。これも何かの縁かと。