長野県知事田中康夫氏が、「長野県は、長野という地名より信州の方が知られている」として、信州という行政区名に変更しようと発言して以来、国内で道州制に関する議論が高まっている。たしかに長野五輪を除けば、観光案内や特産品名には主に信州または信濃という言葉がもちいられている。近年、着々と協議が進められている市町村合併にもこうしたメスをいれ、馴染みのない「ひらなみ市」などという名称は再考してもらいたい。人々の愛する地名、古くから親しまれてきた地名が公認で使われるのは、大変誇らしいことである。合併上の問題とか、行政上の問題などに振り回されて、こうした地名本来の意味を放置してはならない。結:と、いうような市民感情は、筆者の本音にやあらん。【2004/01/23/PM】