南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

地下鉄爆破は9.11と同レベル

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 2月6日、モスクワ地下鉄モスクボレツカヤ線(2号線)のパベレツカヤ駅とアフトザボツカヤ駅間のトンネル内で、テロと見られる爆発が発生し、ロシア内務省によると、39人が死亡、134人が負傷した。当局はチェチェン共和国を含むカフカス系の人物による犯行と見て、捜査を進めている。プーチン大統領は6日、「テロリストとは対話しない。ロシアはテロリストを壊滅する」と事件を糾弾し、テロ掃討に向け断固たる決意を示した。一方でチェチェン武装勢力側は関与を否定している。アメリカ中枢同時多発テロ事件(9.11事件)の時と比べると、各報道機関はやや事件を軽めに扱っているようだ。日本はオウムの地下鉄サリン事件で慣れてしまったか。しかしWTCの上階や飛行機などは天空の孤島、地下鉄内は地底の密室空間(ロシアの地下鉄は核シェルター利用のため、深いところにあるのが特徴)。全く同じ条件である。そこをテロの標的とするのは、テロリストが進化していることを示す。テロの手法に特許はない。誰かが新しい戦法を使えば、すぐに別の人の手に渡る。信長の集団戦法のように、初めは奇法でもあっという間に拡散する。その証拠がこの事件にある。これはただのテロ活動の一環ではなく、テロリストの躍進を示す重大事件と捉えなければならない。結:「イラク問題で手一杯」を丸出しにするな。【2004/02/09/PM】