南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

尖閣諸島に中国人7名上陸

Nanjai2004-05-01
 ≪24日午前6時20分過ぎ、沖縄県の尖閣諸島魚釣島の領海内に中国船がいるのを警戒中の第11管区海上保安本部(那覇市)の巡視船が発見した。ボート2隻を下ろして活動家7人が分乗、11管の制止を振り切って午前7時20分、魚釣島に上陸した。島内で中国国旗を振るなどした。中国人とみられ、沖縄県警は約20人の警察官をヘリで島に派遣。全員を出入国管理法違反(不法入国)の疑いで現行犯逮捕した。≫中国政府は非難していますね、この対応を。それに勢いづいて、この組織、これはテストでこれから本格的に上陸を開始する、という声明を出し、日本もかなり警戒を強めている。これはもちろん、第一に先日の台湾総統選で日本国民の大部分が、独立派の陳水扁氏支持の傾向を見せたためだ。自国の領土問題を自信を持って確立出来るかどうか試してやろうじゃないか、ということだ。政府間では、中国支持しているくせに、全然世論と実際の政治が一致しとらん、ちょっと揺らしてやろう、という挑戦でもある。台湾問題から目をそらすだろう。領土に限らず領海についても、韓国が日本海を「東海」と称すると宣言して、話題を呼び、日本の領域が徐々に脅かされている。
 さあ、ニホンではこういう事態になると、どんな人の手が一番早いでしょう。政府という答えは、あまり正しくない。政府の「媚売ってなだめる」戦法は、少なくとも使われないけれど、それ以上の状況にいたる。今回の中国人上陸をうけて、青年右翼団体も状況把握のため魚釣島に入っている。唯でさえ、近年の右派組織は行動が手荒なだけに、国民の世論をうまく巻き込んでしまえば、現政権相手に飛躍的な活動を起こしかねない。また、それに同調するものが出ないとは言い切れない。大衆とは恐ろしいもので、考えているようでそれは他に同調しているに過ぎない。今回の上陸は、中国側の本意もあり、一部にも支援を受けていると見られることから、中国国内の民間組織や宗教団体ではなく、政府の手先とみる人間が圧倒的だ。いつもは平和主義だ、自衛隊派遣反対だ、徴兵制反対だ、イラク戦争に加担するな、などと叫ぶ声がなんとも空疎ではないか。結:「日帝」症状が招いた自業自得の事態。持論はCM?の後で。【2004/03/30/PM】