韓国の貿易会社勤務、金鮮一(キム・ソンイル)さん(33)がイラクで武装グループに拉致、殺害された。日本人も先月を中心に数名が拘束され、今回の韓国の例が資本主義的利潤追求の象徴である貿易会社社員とはいえ、同じ民間人拘束として人事としてみてはいられないであろう。まず国として見られるということの危険さ、他国の領土を踏みに来たということを自覚せねばならない。その上で、これは有効にならぬことを承知で、説得に望むのだ。これは公の力を借りてはならない。私人として、イラクの利益のために来たのだということを、真意をもって伝えねばならない。
ところで、イラクにおいて、これら一連の拘束(殺害)事件が起こるきっかけとなったのは、日本人拘束事件である。武装グループ(?)が幸いにして、比較的宗教性と人情を備えていたために、無事解放されたが、もしこのとき拘束されたのが韓国人で、先日殺害されたのが日本人であったなら、いかなる感情が噴出するであろうか。筆者はいまだに、拉致被害者の工作性を否定してはいないが、同種の拘束殺害事件が今後多発することを彼らは予見していただろうか。暴力や犯罪も絶えず試行錯誤を繰り返しながら発展を続ける。そのとき、信念も大義も失い、どれだけ恐怖を与え、自己の一瞬の満足のために動くかということを考えただろうか。
先を行ったから救われたのだ。決断は早く、行動は早く。良いことも悪いことも、誰よりも早いほうがいい。良いことは高度な技術を早く打ち出し、悪事には低級な技の時期に早く逃げ切る。これはよき教訓でありませんか?
結:韓国が日本に追いつけない○○の理由ってやつか?【2004/06/25/PM】