〔後日注:これは南蛇井総本気が無知科学論講座と称していた時期、講義として書いたものである。趣旨としては概ね現行の「ほんねとーく」に繋がってゆくものと考えられるので同カテゴリに含める。〕
こんばんは、無力・脱力状態の帝王南蛇井です。花粉症の方、弥生病の方、インフルエンザの方、あるいは極度の異性欠乏症の方、共に頑張りませう。春はもうすぐそこです。だから発症するんです。諦めてはなりません。今夜は、我ら脱力人種の戦いの灯火を幾つか紹介します。
さて、愛・地球博こと愛知万博いうなれば愛知窮迫ならぬ総合万国博覧会2005、が開幕直前の内覧会を行いまして、リニモが本格的なお客様を積載して長久手会場に向けて発進するはずが重量制限により大混乱を博しました。リニモ藤が丘駅はまさに、力道山を注視する街頭テレビ下の群集さながら(未経験比喩。JR東海はじめ関係者は、愛知環状鉄道経由でのルートを推奨するのに躍起なんですが(エキスポシャトル又は快速エキスポシャトル)、どうもリニモという近代的な乗り物にこだわる方が多いのは致し方ない話で、しかも会場付近は車両の進入が徹底して規制され、地元の大学生ですらマイカーの迂回を余儀なくされるんですから、不満は絶頂も辞さないってモンですよ。自然と文明の共存とか、自然と科学技術の共存がテーマであるこの万博も、むしろ科学技術と人間の欲求の共存か対峙がテーマなんじゃないかと。自然・環境保護ってのは、人間の経済的欲求や経済発展と二極をなす、要はどっちかがプラスでどっちがかマイナス、対立しあうものだって考える人が多いでしょ。科学技術の発展には人間の生活を便利にしたり、また人間同士が対立しあうのに有効な武器や戦術を革新させる効果がある。一方で、自然や環境の保護は、生活は多少不便や倹約を強いられるけども、将来の資源や自らの生命を保障されるわけで。今・この瞬間を大事にするか、将来を大事にするか。でもお互いには、協調し合える要素なんだろうということで、それを模索するためにこの万博があるんじゃないか。
万博って言うのは、お互いの技術や成果を見せ合うだけじゃなくて、というか開催国の科学技術の展示場じゃなくて、各国が文化やテーマでもある環境保護の情報を交換し合う場として開かれるんならば、日本は科学技術発展国であるけども、これだけ不効率で交通の便では科学ばかりが勝手に横行して、実際には人間の足に有効に利用させることが出来ないという現状をお見せすれば、またお互いに考えることもできるんじゃないか。人間、誰だって完璧はありえない。たしかに、セキュリティなどの面では落ち度があったらたまらないが、問題があってこそ話し合えるというものだ。あれ、話逸れたかな?
最近、何か会社を起こせないかと思案している。藤が丘から長久手会場まで自転車を貸し出すとかどうだろう。尤も、県道名古屋長久手線はあまりにもアップダウンが激しいので、電動チャリでも嫌になる(だからリニモがあるのか)。実は藤が丘の少し北にある香流(かなれ)川を遡るルートを用いると、上り坂一回で会場にたどり着けるのだ。以前長久手会場がまだ「愛知青少年公園」と名乗っていた頃、この道を開拓した。これなら意外と勧められるのではないか。誰か俺と一緒にレンタサイクルを起こしてみないか。興味ある方は、プロフィール辺りからお知らせくださると嬉しいしやる気になるかも。
それから、お弁当持ち込み禁止反対運動。これも実は環境問題を真剣に考える人間なら、結構参加してくれると思う。南蛇井はしばしばナゴヤドームでアルバイトをするのだが、プロ野球などで観客が立ち去った後のゴミ箱が埋もれるようなゴミの山を何度となく目にしている。いずれコンビニ弁当も販売するという現状ならば、持参弁当がなぜ許されるぬ。食中毒は、いかなる対応をとっても可能性ゼロにはなりえない。というか、これまでの日本で開催された万博、総合博覧会である大阪万博では20件を超えたものの、海洋博などではゼロに防いでいるという実績がある。今更、持参を排斥するほどでもないではないか。これも長久手会場前で座り込みなどしてやろうではないか。参加者求む。
そのほか、反乱や暴動を起こしてみたい方、何か案がある方はコメント求む。by南蛇井