南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

現代中国の反日について

一昨日返すべきだった本がやっと今朝読み終わった。オンラインで述べたように漫画喫茶で完読するつもりであったが、UNOをやりたい衝動に駆られて負けた。何しろ本は家でも読めるが、UNOはネット上でしかできない。今しかできないことを優先したいじゃないの。でまぁ、そういうルーズなのが引きずって、結局今日に返した。もともと読み始めたらとまらないタイプの、吸引力のある読みやすい文章なので、3日もあれば読めると思っていた。それが逆に仇になって、ときどき手にとって拾い読みはするが、通して読みきることがなかった。
それにしても、この本は論文調でなくてむしろエッセイのようであるが、各所を読むたびにじっくり考えさせるところがあった。ネタ的に流し読みでいいや、と考えていた自分が甘かった。これも「ほんねとーく」にもってこないといけない。とくに、中国人の反日行動と文革の関係が興味深い。結構いろんな角度から「反日」という事象について分析され、それが格式ばらないでぱぁっと書き下ろされているのがなんともいえない。これは何度か読み返したいと思った。『日本との戦争は避けられない』 孔健/著 幻冬舎 2006.1