南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

E-American(off)

大学に入ったばかりの頃父からもらった、「小林カツヤのE-American」というタイピングソフトを起動してみた。英語のタイピングは普段やらないので、苦手だ。在学時に、ポッター科目で英語論文の要約レポートが毎週出されたが、あれは嫌なものだった。Exciteの翻訳機能に、プリントされた論文を書き出して貼り付け、出てきた訳文を見て内容を読むことばかりやっていた。なんとぎこちない要約だったことだろう。それでも、英文をワードに書き出すだけで時間を労した。そういう自分であったから、このソフトを入学時にチラとでも試しておけば、その苦労も少しは和らいだかもしれないと思った。人間、嫌なことは少しでも先延ばしするものだと。日本語が打てれば不自由はしない、という甘い気運に乗っていたのがまずかった。
ダイアローグを2回聴いて、トレーニングで聞こえてくる英語の単文をタイプする。さっき聴いたダイアローグの一部でも、改めて訳語なしでさらっと言われると、文字に置き換えられないことが多い。全20問中、タイプミスが15回、英文ヒント表示3回だったが、とにかく20問正答にはなった。カツヤ氏には「文句なし」と言われたけれど、3回ミスしても書けなかった文だってある。Nausioues(吐き気がする)なんて単語、初めて聞いた。まだまだ英語離れして1,2年だから、中学程度の英語は十分読めるし書けるが、実際やってみると衰えを感じる。