南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

退職(off)

今日で定番を退職した。まさにあっという間の2ヶ月余であった。やっと機械に慣れて、愛着がもてるようになったこの頃であるだけに、もう2,3ヶ月は在職していたかった。まさか2ヵ月後にこんな語を口にするとは思わなかった。生産速度は速いし、ノルマは重いし、騒音はひどいし、おまけに残業時間が長いときている。これはもうさっさと辞めてしまいたい、としばしば仮病で欠勤しようと試みたりもした。もともと派遣社員というのは、責任が非常に軽い。多少不良や失態を犯しても、それを負うことはさほどない。しかし、であるからこそ、責任のある人に再度確認してもらって、良品を出していく責任がある。そういうものを感じた。派遣というのは表向きアルバイトだが、ここではかなり正規社員として扱われ、その自覚の一端を学んだ。ただ給与が違うくらいのもんである。
明日からは一体誰が13号機を稼動するのだろう。何事もなかったように、また社員が機械に付く。当面2週間ほどは、予定表には私の名が残るだろう。まだ軸入れを始めたばかりの交代要員が、ひとり機長になるのは先だからだ。8月、9月は受注が増し、作業が厳しくなると聞く。要領よく早く慣れて、戦力となって欲しい。
最後に、班長さんはじめ多ヘッド・単発機を問わず転写班の皆さんには、短期間でしたが大変お世話になりました。退勤の際に挨拶できなかった方々には、この場でお礼申し上げます。