南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

雑記帳交通論1:郑州のトロリーバスから始める交通研究

垣間見た郑州は大都会。名古屋を思い出させる。特筆はトロリーバスが走っていること。郑州駅周辺には何本かある模様。これは大都市の環境と交通を考える上で、非常に重要。無計画に拡大した中国の都市で、公共交通を整備するのに最も早い手が市バス。後はボウフラのように増えるタクシーにお任せ。北京・上海のように外資が回ってこない都市は、性能の良いバス車両など手にできない。ましてや地下鉄などもってのほか。燃費の悪い大型バスが縦横無尽、同様のタクシーとともに道路を埋めつくす。开封がこの状態で、郑州もまだまだ。
金が回らないから現状維持、まず国の規格に合わせて金を回してもらおう、という考えだから一向に動かない。資金が少なくてもできることを先ず考えるべきで、そのために優秀な人材を各大学で育成しているのじゃないかと。優質な人材というのは「考える人材」なのじゃないのかい。トロリーバスというのは、もしかするとこの国でも市電のように古くから残っている遺物で、今や邪魔者であり消されていく存在なのかもしれない。新交通システムではないのかもしれない。
無駄な路線を整理し、人の移動を考察して編成しなおした上で、必要な所に架線工事をする。郑州は割と新型車両のバスが多い。日産が進出してきた。新車のみ残して、燃費の悪い物の廃車をすすめる。トロリーバスは動力が電気で低公害な上に、市電や地下鉄のように新たな運転技術や資格を必要としない。従来のバスと同じだから。
金・土曜に再度郑州に赴き、路線等を調べてみよう。勿論、観光はする。