南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

郑州2nd(郑州11月号)

その前に、17日から18日未明にかけて予定されていた「しし座流星群」前倒し観測は、天候不良のため中止としました。まぁ天候不良というか7,8割がた大気汚染なのだろうけども、三日月である月が全く光を感じさせなかったのでこれは遺憾と思った。ちなみに観測しようと思えば、場所ぐらいは確保できる。たとえば大学東門の城壁の上だとか、万歳山森林公園や鉄塔公園に無賃侵入するとか、黄河河畔まで自転車を走らせるとか、なるべく街灯の当たらないところを探せばマズマズ。大気上の問題さえなければ、光害に関してはゼロに近い土地に居住している。問題は寒さで、まだ大衣を買ってないし、日本から送られるにしても後1週間は待たねばならない。歯ごたえのある菓子類とビールを2,3本飲み散らかせば耐えられるのじゃないかなと。あるいは白酒とかね。まぁ何だか私がしょっちゅう白酒を飲んでいるとか噂になっているらしいが。
ともかく、18日は先輩にお付き合いして、フィーバーする彼らを眺めつつ、鄭州を見学して参りました。6時半に寮を出て、7時過ぎに開封を発し、9時に鄭州で朝マックなのでありました。まだ開封にはマックがない(来月2軒開店の予定、御切望)のでして、日本らしい味が食いてぇぇぇぇと悲鳴を上げている御先輩方には1個プラスドリンクで16元しても格別なのです。16元もあったら開封では1週間近く食生活できるのです。確かにハンバーグと柔らかなパンとケチャップの素直な味は、たった3ヶ月離れただけでも懐かしさは覚えますが、経常マック通いしていた人間じゃないからな、日本と同様な感触で味わったりする(苦笑。
マックと昼の日本料理だけなら、敢えて「お付き合い」という表現をするには大仰すぎる。彼らのメインイベントはCD・DVD店で激安DVD(勿論違法コピー)を買いあさることで、これらを日本にお持ちしたり看看することが、フィーバーを超えてもはやである。一枚約10-20元で、これを数十枚単位であさり続け買い続けること4店も繰り返す。中国の地方都市に居住する邦人は皆そうなのかな、と暫し考え込んでしまうが。多分趣味の問題でしょう。これがブックオフだったら古本がいくらかあって暇(どころか半日)も潰れるんだが、洋楽のCDを適当に眺めていたって時間は長い。救われるのはBGMがうるさい事で、これがあれば何時間でも問題ない。中国のCD店にはインシンクが意外と多くて、持ってないCDは帰りに買ってもいいと思った。ただ、開封にもあるものはあるから今買う必要はない。
あと、市内の大きな書店へ行ったは良かったが、目的である中国鉄路時刻表は見つからなかった。また次回、目を皿のようにして探すべし。なんか、交通のカテゴリがないんだよね。「じゃおとん」は学術分野じゃないのか。旅游や地理じゃだめなんだな。
デニスの話は後にして、やっぱり今回の鄭州でハズせないのは、日本料理店でしょう。開封にはこれといった日本料理店はない。ちゃんと写真付菜单が出てきて、半分くらいは日本語が付してある。さぁ寿司と行きたいところかもしれないが、中国まで来て別に手を出すものでもない気がした。やっぱりここは、
カツ丼
でしょう。どこへ行ってもカツ丼を一度は食わないと、ぐらいのカツ丼ファン様です。
カツ丼定食(猪排盖饭套餐)38元。卵とじ型カツ丼で、カツは肉厚、具も味つけも申し分なし。十分日本と同値段を払える。定食ということで、茶碗蒸し、サラダ、お味噌汁、漬物、そして果物付。これで600円だぜ、おい。開封物価として半額にしてくれたら、毎週は食いに行く。むしろ学食に入れてくれ。