南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

郑州官渡(Guandu)

二度目の官渡挑戦。1回目*1は官渡鎮まで行ったが、有名な官渡の戦いの痕跡はなかった。ので、郑州戦のための訓練をかねて、リベンジ。
午後2時出発。往路は郑开大道をひたすら西へ。そこそこ数を重ねているので、市界までは体が慣れてきている。そこからがさすがにダレるな。何故なら沿道風景がほとんど変わらないからな。風は南南西。この地域は春の風が強いから、出かける前にはまず風を見ないといけない。軽く向かい風で、そのせいもあってやや疲れがくる。一つ目の「官渡南進」の標識は素通り。これを曲がると確かに官渡鎮へ出るが、それでは先回の二の舞で、少し行き過ぎないといけない。あと約20kmで郑州市区という地点で、省道とクロスする。ここに官渡を示す標識はないが、別の目印がある。ここから南進。ここまでで既に50kmくらい来ているのだからシンドイ。河南の省道レベルは良い道とはいえない。しかも新郑国際空港へ抜ける道なので、大型輸送車両が大量に行き交う。当然空気も悪い。日本の問題国道なぞの比ではない。
で、意外にもこの道と国道310号(220号でもある)の交点に、突如騎馬姿の曹操像を発見した。あったー。感動。振り向けば、北東片隅に「官渡古戦場」と著した錆びきった大きな碑があった。なるほど、これが痕跡か。中国のマイナーな古跡はこういうものである。期待しすぎないように。碑の背後には周囲に不相応な古風の建築があって、現在は廃品回収所になっているが、おそらく錆び廃れる前は資料館かなんかだったのじゃないかな。まぁ地元名古屋の桶狭間だって大して変わらない整備度だもの。偉そうなこといえない。
即帰路に着く。数百mで初戦の鎮に出たから、先回少し足を伸ばせば充分来られたのに。そのまま国道を東へ東へ。帰路は相当疲れがきた。しゃれにならんくらいへたばった。
終わり

(map:郑州官渡(曹操像のある交差点))

*1:2007年11月24日。記述は同26日の「官渡220号」にて。