共犯カメラ。
2008年08月08日午後08時と8をそろえまくって開幕を迎えた北京五輪。現地では、8が嫌いになったといわれるほど、今年は天災人災を重ねた。春節の大雪害、ラサ暴動、聖火リレー妨害、四川大地震、昆明バス爆破事件、ウイグル自治区テロ。今日も中国国際航空にメールのいたずらがあって、空路が乱れたのらしい。どうも穏やかでない。
南オセチアでは戦闘が激化。開幕しても休戦にはならない近代オリンピック。冷戦時は不参加国もあったし。穏やかでないのはいつも同じか。今回も人権だ何だかんだで、不参加に言及することもあったらしい。
向こうで見てきたように、ここまでの経済成長とは、人民はほとんど何も生み出さないで、外資に頼って儲けただけ。だからそれを上手く回収した国家がこの五輪を運営しているといえる。国家が全責任をもち、最大限に国力を用いて、成功に命をかけるであろう。ただ、騙され半分だけれども、その国家を信じ北京に出て働き五輪準備を支えてきた人民がいる。自らの生活を豊かにするために、家族を郷に残して上京し、必死に国家を助けてきた人民がいる。とくに河南はそうした出稼ぎが最も多いとされる。もちろん使い捨てで、市内でも差別や迫害を受けたことだろうし、賃金も散々なものだったろう。そういう汗水の結晶が、糞テロや糞ボイコットでつぶされて無駄になることが何よりも腹立たしい。老若男女、自らの栄光を夢見て純粋に五輪を手伝った人民の数年間が、やはり外国人には見えてこないのだろう。
ちょっとボイコットしている連中にロケット弾を打ち込みたいんですが、こういう声明もやっぱり脅迫罪なんですかね?