静かといえども、照明は寝るには明るく、また盗難も怖いので転寝が精一杯。授乳シーンをよく見て、目の保養。幼子を連れての帰省は本当に辛苦である。
2時過ぎ、牛乳が飲みたくて売店を廻ったが気味悪いほどに一掃されていて買えず。極度に眠くなったり、疲れたりするわけでもないが、休める場所である割にしんどい。この環境に慣れて、身体を休められることが列車の旅を楽しむのに不可欠である。
5時半、お待ちかねの改札に30人くらい客が集まる。先に述べたとおり、2層式の一両にのみ乗車が許される。ハッキリ言って、ほとんど席番号を遵守していない。ダブってから改めて記載の席を探しに行く。私も先客があって遵守できなかった。別に車掌が一々チェックしに来るほど乗車時間もないので構わない。それでも2層分大方埋まるというのは、なかなか捨てられた列車でもないと。郑开公交の始発よりは早く、快適だと思われ。
何しろ発車時は薄暗い空が白々と明け、窓から陽光の射し込んでくる経過を肌身に感じながら、开封へ帰るひとときってのは旅の結末としてまた筆舌に尽くしがたいよ。「我回来了!」って(笑)。
列車は定時で6時35分に着くが、(折り返し)西安行きは55分発なので20分前としてちょうど改札が始まっている。だから同じホーム上で乗下車両客がクロスしてしまう。何かトラブりそうな。早朝の市バスに乗って大学へ帰るのも乙。着いたら朝飯を食って、オヤスミなさい。
完