南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

HSK、8級!

なんでこんなタイミングでと思うほど、まるで死と引き換えのように出現した感じだった。2月、新学期が始まってから成績表を受け取って帰国しようと思っていたが、もう出てしまった。つまり、上下二件を総合して、もう私は帰国してもいいということになる。早く帰って仕事探せってか?
さて、今回の試験を分析してみよう。っつっても試験問題は公表されないので、得点のみであるが。今回は聴解が想像以上に良くて、83点。これがなんと8級のラインに引っかかった。聴解は苦手項目だし、8級に手が届くとは思っていなかったから、堂々7級を認められる程度に上がれば十分だと考えていた。特に今回は割と聴解が簡単で、みなの成績も高めに来るだろうから戦いづらいと思ったのだ。意外である。逆に今回落ちたのが読解で、やはり難易度が高めで試験時にパニクったのが響いたようだ。83点で、こっちが8級ラインを1点外している。それでも他2項が十分に8級得点をマークし、総合しても4項目平均85点(目標)を満たしたため、8級を取得することができたのだ。一回目で7級も信じられなかったが、2回目で8級に達したのもビックリ。今回のすばらしいところは、4項目すべて満遍なく高得点にしたことである。先回は読解が90で聴解が67と、差が23点もあった。読解が8級で、聴解が6級という有様だったのだ。今回、最大と最小の差は7点で、全項80点以上を取った。この平均的な得点が勝利の一因だと思われる。っていうか、今回は明らかに聴解の向上のみで獲得したといえる。聴解が67点から83点でプラス16点、合計点*1も326点から341点に15点上昇している。つまりその他3項目はほとんど変化せず、聴解のみレベルアップしたおかげで今回の結果が生まれているのだ。
とりあえずこれで初中等級の頂点には達した。留学延長の目的は達成したし、一つの区切りもついた。これから高等級に挑戦するか、初中級内で作文や口頭の能力をも問う改進版を受験するか、はたまた日本で中国語検定にリベンジするか。それはまた改めて考える。
時期が時期だけに、これを素直に喜んでよいものかどうか、複雑な気分だが、前向きに考えて、これは良いことなのだろう。

*1:注:合計点は4項目個々の得点の集計とは一致せず、合計点は合計点で別に総合的に計算される。