渋滞を生み出す車どもはいったい何処から道路へ吐き出されているのか、ということをまず考えないといけないらしい。たとえば市内部だったら、郊外から流入してくる奴は少ないから、市内交通の充実と誘導によって解消させることができる。市外部からの流入が多いのであれば、外にダムをこしらえて公共交通機関に誘導することで解消させる。いずれにしても、あの不便で分かりにくいバス路線を整理して「量より質」に転換させることが必須なのだとしたら、駐車場経営は二の次なのだろうかね。自家用車に圧迫されて市バスが萎縮するようでは話にならないから、まずは脅すより助けるほうがいいかもしれない。
公務員住宅を除いたら、市内に車を持てる人民が住まうところは多いとは思えない。近頃は高層住宅の建設ラッシュが郊外で激しくて、持てるものから順に郊外へ出て行っているようだから、やはり流入量のほうが内部発生より多いのではないかというのが推論である。中の者まで持てる所得になって、じゃぁウチもと言い出したときに、公共交通がそれを遮れるほどの利便性を高めているかということだ。だから早い段階から始めて欲しいのである。
利潤より結果なので、効果的なほうを選ぶことにしたい。
