南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

写真集『名古屋城再建』

「もう空襲がきても大じょうぶ」ってどういう意味だ? 何か不自然で恐ろしい感じがする。おそらく、幾たび壊されても市民の熱意は城をよみがえらせる力をもっているぞ、ということなのだろう。が、空襲がきてもゴジラが暴れてもびくともしない頑丈な城を造った、とも取れる。何より、将来に空襲を想定するということは、我が国が再び戦争を起こしうる、怨みを抱かれ攻撃されうるということを示しているではないか。金鯱は名古屋の戦後復興だけでなく、戦禍を繰り返さない恒久的な平和追求の象徴ではないのか!