南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

大学バナナ

今日の弁当に大学芋が入っているのを見て思い出す。开封に住んで間もない頃、大学近くの食堂で食った「大学〜」(料理名を中国語で何というか未だに知らない)。日本では普通サツマイモだけだが、この店ではイモ類と果物を中心に種類が豊富だった。このときはリンゴとバナナと芋を食した気がする。舌も歯も焼けずるようなアツアツが美味いのだと教わった。以来この店は大学バナナのイメージに征服された。ところが帰国するまでの一年半、これを食ったのはこのとき一度きり。その食堂へも二三度しか行かず、名も知らず頼めないうちにどうやら無くなったらしい。他の食事の機会でも遭遇することはなかった。最大の障壁は甘さにある。酒席であんな甘味は好まれんので敢えて提案できなかった。あの味は一体、名を何というのだろうか。また口にできるだろうか。