南蛇井総本気

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

兄弟情

微博と相互オキ。
兄弟情.flv(with music"今生缘")

微博で登録した优酷動画のほうが字幕は読みやすく、物語をあらためて理解できた部分も多い。

"今生缘"を作詞・作曲し歌っている川子自身の過去を描いているとされる。大人になっても出世しても大切にしたい仲、守りたい絆はある。朋友の結束が強い中国でなくとも通じる話だ。
なんか非常に懐かしい風景だよなと思う。开封は留学していた当時はまだ残ってそうでもなかったけど、空き地とか土塀とか何でもないスペースってのは日本も中国もどんどん失われていく(失われた)ものだよな。そういう裏世界のような場所で繰り広げられる喧嘩とか乱闘とか、开封ではしばしば刃物が絡んだ騒ぎも夜市などで起きていたようだけど、だんだんやりにくい環境になっていく。中国も物凄い学歴社会と言われていて、じゃあ脱落者はどこへいくんだろう。こうやって経済が発展していって社会の死角がどんどん消されていくと、彼らも荒っぽく生きる舞台を奪われていくわけじゃんか。そうするともっと人間性のない闇社会へかなり早い時期(おそらく義務教育を終えぬうち)から身を投じていくことになるんじゃないだろうか。だから高度な管理社会というのは怖い。高学歴・高収入の人間も学業と勤労に追われる人間も、そして競争に落伍した人間もともに心の豊かさに飢えることになる。経済的に発展途上であっても、様々な境界が曖昧で人情を育み、一度忘れかけても義兄弟の契りを思い出させることができる世の中。街並みや風景こそ変わっても、このような人間関係を見て懐かしむほどにまで激変してほしくない。でもこの動画が今ヒットすること自体、その危険性を孕んでいる。これは警告なのかもしれない。

おなじ川子の曲"幸福里"も結構面白かったので掲載