さきの日曜出勤の日。週末疲れもあって、トムヤンクンを食べに行くという皆と離れて、激辛とんこつラーメン(正しい名は知らぬ)を食べに麗慧へ。ところが、表で日替りランチのC項に「家常豆腐」を見つけ、おッ、と思いながら入店。このウヤムヤのまま一応メニュー見て「Cセット」と頼んだら四川と聞き違えられてAセットの麻婆豆腐になってしまった。でもおかげで辛めの麻婆豆腐を楽しめた。結構手強かった。中国語を知らない日本人は「家常豆腐」をどう読むもんなの?
さてタイトルの話。今年に入ってからシンチャンと麗慧、二軒の近接する中華料理店を比較しているけれども、味に関してはそう差はないと思う。両者とも日本人の味覚に合わせた準中華だし、オリジナルメニューも多い。でも今日麗慧のカウンター席で食事をしてみて、フィリピン人どもがあからさまに「シンチャン不味い」という理由が何となく分かった。料理人をしていた奴がいう味の差は信用できるとしても、要因はそこではない。シンチャンはご主人が明るく気さくな人で、難しい注文もきくし出前にも走る。最近は少し不衛生な感じも否めないが、調理とサービスの両方を懸命にやっている。一方奥さんのほうはどこか愛想が足りなく暗い感じ。フィリピン人の不評もこの点に集中する。対する麗慧は、今日カウンター席で眺めてみると、女将さんが積極的に接客していてご主人はほとんど喋らず調理に専念している。口調も女将さんのが強い感じ。フィリピンも女性が強い社会ときくから、奥さんが元気な麗慧のほうが共感わくようだ。そして彼らが料理よりも店とのふれあい、人同士の交流を大事にしてるってことだ。
わし個人的にはどちらも普通の中国人だし、どちらも贔屓にしていくつもりだけども。