南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

東方航空、名古屋-蘭州線就航

青海省が近くなる~
flyteam.jp
今年10月30日より、中部国際空港から上海経由の兰州(Lanzhou)便が就航する。中国といえばまず大学で出会った友人たちの故郷、青海省を目指すことが一つの目的であった当初、留学先の第一候補に挙がったのが兰州。兰州大学の資料も取り寄せたものの、初めて長期滞在する場所としての地理的不安から回避された。当時兰州から最も近い名古屋直行便は西安しかなく、北京や上海からの乗継あるいは列車での長旅を想像するととてつもない辺境に思えた。大陸中心部の河南省から目指してもその距離は半端でなく、西安旅行の折に陕西省宝鸡(Baoji)市付近へ赴いたのが自己最西端となっている。
だから個人的にも非常に思い入れのある就航先であり、中国西北部との距離がぐっと縮まった感があってとても喜ばしい。どれだけ需要が見込まれるのか知らないが、先細りで廃線となってしまわぬうちに悲願を成就しておきたいものである。ビッグスリーの東方航空だからそうやすやすと撤退はしないと思うがね。近年は東方ちょっと割高なイメージがあるので、超長距離路線だけれどもウマくお手頃価格にしていただけると嬉しい。
さて、予定のフライトスケジュールだけれども、兰州の発着時刻がLCC並みに厳しい。ただでさえ兰州中川机场は市街地から70㎞も離れているというのに。23時着も07:40発もよほど兰州に慣れた人じゃないと利用しづらい。ましてや到着後即座に青海省を目指して火车站に行ったり、兰州泊なしで帰国したりなんていう精巧な作戦は通用しない。結局ゆとりが要るってことね。その点多少なりとも歩きなれた河南は時間を読める。やっぱり次回は盤石な「名古屋-武汉線利用の驻马店編」実行と相成りそうだ。