南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

楽に逃避

橋村家の回鍋肉焼きそばが恋しいのに、ドリンク半額の土曜日は混みすぎて近づけない。大抵やむなく「楽」へ逃れてくる。
今日は実家の夕飯がないので、心置きなく晩酌が楽しめる。まるで夜勤帰りの頃のように。紹興酒は飲まないよ。走攻守は揃ったほうがいい。
先月歯痛を無理して噛みまくり悪化させた油淋鶏以来、ずっと避け続けてきた刻みキャベツ。「楽」のビールに添えられるコールスローで久しぶりに生キャベツを噛んだ。まだ全然根本的な治療が進んでないのに、意外に普通に噛める。今は患部を除く顎の4分の3を意識して使うようにしているので、不自然な咀嚼にはならない。


酢で食べる餃子は美味しい。
いま中華を語りだすと、歯の治療のために延期しそうな帰郷旅行が我慢できなくなるので、抑える。とりあえず、
回鍋肉を食べている今は幸せだ。

もし夏に行けたら、毎晩炒面と瓶ビールでもいい。その想定で焼きそばとビールにしようと思った今晩はしかし、回鍋肉と餃子と生中で進行している。あぁ、歯は健康がいい。人生の設計を狂わす。精神状態をも狂わす。