ちょうど1年前、不動産屋で鍵を受け取り新居を肌身で確かめた感激は昨日のように思い出せる。実際に定住するのは1ヶ月半後だけど、この日から自分のモノになるんだ、という興奮と感動はありましたね。それまで約1ヶ月間、物件を探し、審査を通し、契約にこぎつけるまで初めての経験だから死に物狂いでやってきた。だから契約書を交わす以上に、鍵を受け取って部屋に入った瞬間の達成感は凄まじいもんだった。初めて自分の居住空間を自力で獲得したんだからね。将来自分で家を買ったり建てたりしたら、この達成感は塗り替えられるだろうか。
そして、入居日からがまた大変だった。家財、家電の選択と購入。理想や楽観と現実の差を悉く思い知らされた。ぎゃくに緻密な計算がピタッとハマったのもある。思えば、机やマットレスなど買い直しもしたもんだ。すべてが勉強だから、あまり浪費とは思わなかった。通販もよく活用するようになった。届いて騒がれる実家と違い、自分だけの部屋だから気兼ねなく寧ろ自信もって発注できる。
住み始めると今度は健康に歪みが出た。過敏性腸症候群、腰痛、痔、また腹回りに贅肉がつきだした。そのたびに自分で生活改善して乗り越えてきた。据え付けの電気コンロが故障し、サポートサービスを介して管理会社に交換してもらう事件?も。
一人暮らしならではの自由と自己責任を存分に味わい、実感しながら迎える入居記念日なり。
ちなみに今日は半日かけて隅々まで大掃除。とくに窓とかミニキッチンとか、自分で入れた家具よりもハード部分を拭き掃除。場所によっては入居時よりもキレイになったかと。