南蛇井総本気

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

駅前河南

先日地図アプリで台湾各地を懐かしんでたら、台北で泊まった車站前の新光三越ビルの近くに許昌というのを発見! エッ?河南じゃん、と思い周辺に目を走らせると、開封や洛陽など次々と河南の地名を冠した街路が噴出。上記のほか、南陽、信陽、鄭州は拾えた。

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開封街はスシローから西へ延びる道。もしかすると、いやたぶん間違いなく15年前の台湾旅で知らぬうちに入り込み歩いていたんだろうな。まだそのときは後年河南と縁があるとさえ気づいてなかったけど。人生どこで出会いや誘いがあるか分からない。

まぁ街路名自体は河南に限らず、辺りを探索すれば中国大陸満遍なく各地の都市名を拾うことができる。概ね台北市の老城にあたる古い市街地で大陸の地域ごとにまとまってつけられている。これは上海市の开封路と同じで、膨大な街路を有する巨大都市における名称素材なだけだ。河南出身者が多く居住したとか特に謂れがある訳でもないだろう。国共内戦に敗れ台湾へ逃れてきた中国人が、上海を模したというよりは、大陸反攻を忘れず故国を胸に刻む思いで各地の名を散りばめたということか。広い台北市の中で偶然よく滞在した場所に、思いがけず河南の地名が付与されてあったので感激したまでだ。