南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

第二次南阳編、改編

昨春に郑渝高铁開業を発見したときはコロナ禍の影響もあり、一日数本しか運行されてなかった。
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先日Wikipediaの誤植を指摘した際に、改めて郑州~南阳間を検索するとG列車が格段に充実していた。つい嬉しくなって、去年つくった南阳編をちょっと弄ってみることに。开封帰郷を前半に置き、南阳ウォークを後ろの日程にするのは同じ。前回は郑州→信阳→南阳→郑州と時計回りに巡る展開だったが、選択肢の増えたGを使って逆回りに組めないか試してみた。たしかに郑州→南阳の流れは作りやすくなった反面、昨年も気づいていたはずの信阳→郑州の京广铁路快速列車が乏しくなっている点が改めて浮き彫りなった。信阳1泊を削って夜行移動する策も所要時間が4時間程度と半端すぎて適当な列車を充てられない。日程上もっとも疲れた最終日の深夜まで乗車待ちし、まとまった睡眠時間も得られないなんて不都合だ。
また、南阳編で唯一確定事項だった観光スポット、桐柏县淮渎庙。この所在が怪しくなってきた。もともと县城外にあった寺庙を移設したらしいのだが、史跡碑のみで目立った見所がないようだ。本来の場所は县城西方の自然景観保護区(桐柏淮源风景名胜区)内に位置し、淮源庙なるものがあるらしい。ちょっと交通至便には思えず、訪れる価値自体が疑わしくなってしまった。すると信阳を出入口とする設計も無意味になってくる。
京广铁路にこだわらず郑州⇔南阳だけで完結するように組んでみた。帰りは高铁を使わず夜行快速を選んだら、意外と自然なトリップをつくれた。在来線で漯河経由の列車だと、平顶山と漯河で2度方向転換が生ずるので所要時間が長くなる。5時間半はそこそこ寝られる。せっかくだから卧铺にして乗務員に起こしてもらうのがいいな。さて、桐柏をカットしたら最終日は何しようか。市内の景点を再訪して懐かしむ時間も大事だが、近隣県で社旗の山陕会馆をマークした。桐柏を外したことで広大な南阳市を東西方向に往来する理想は叶わなくなったものの、市区からはそれなりに行動域を拡げられて短い日程にも見合っていると思う。それと、最終日早朝に郑州へ着くので、地下鉄で市内をぶらりとしてから空港へ向かうのもいい。再訪シリーズで唯一、郑州滞在時間を割けるプランとなった。火车站と二七塔界隈を散策してもいいが、地下鉄網を活用して懐かしみに行くなら河南省博物院かな*1
コロナ禍で実施の見通しも全く立たない状況だけど、安阳、商丘、南阳の3プランが準備万端となった。これからも随時新企画を立ち上げていく。まぁあんまり手当たり次第編み出しても残塁に終わるほうが多いから、ほどほどにするけどね。2014年ミステリーツアーの不採用企画が2019年の济源編だったり第二次安阳編だったりしてるから、企画すればするほど最終的に実行へ持ってかれるというかやらざるを得ない気にさせられる。尽きないだけに悩ましい。

*1:博物院の面する农业路に地下鉄は通ってなくて、最寄り駅は2号線の关虎屯站のようだ。あまり便利じゃないか