じっさいにやってみた。(「トリビアの泉」のナレーションのトーンで)
材料
テリヤキバーガー味のうまい棒が意外と単品で売ってなくて、最初に見つけたヨシヅヤで一式集めた。後日マックスバリュにもあった。焼肉さん太郎と蒲焼さん太郎もバラ売りはあまり多くなく、これらを一括で揃えるスーパーは珍しいほう。したがって、ハーゲンダッツバニラに関してはドンキのほうが単価は安く、コスト減の余地あり。
計:644円
この時点だと赤字だが、ファンタを約半分注ぎ、焼肉さんと蒲焼さんのいずれかを選ぶとすれば、約50円は削れる。また、前述のようにハーゲンダッツの単価を200円程度にすれば、十分利益を出せる。
下準備
うまい棒を真水に浸す。
浮いてくるのでラップで封じる。10分程度でかなりふやかるが、律儀に三日間浸け込む。何せ、これがメインみたいなもんだからな。
饗する
本来はちゃんとした食事であるべきなのだが、実際はほぼ菓子類なので食後に決行する。まずはドリンクから。
まぁドリンクバーだな。
いよいよ主役、しょっぱいテロテロしたもの、ご登場です。
最初は、なんだ塩分抜けてねーじゃん、と思ったものの、よくよく味わうと確かに塩気の落ちたテリヤキバーガー味に醤油がかかったもので、納得した。これはまだ、食えないものではなかった。
パッと見、わりと普通のスープにも見えるけど、これが一番最悪だった。薄くて菓子の脂が漂ってて、前菜ほどもテリヤキバーガー味がしない。あとにハーゲンダッツが控えてるから何とかこなせるようなもので、ネタで楽しめない方には相当酷な代物だと思う。企画から自己責任だから完食したけど、普通なら吐くか棄てる。
ちゃんと選べるようにした。見た目は大差なく、もはや平行法立体視。つか、そもそもこの菓子の食感を忘れ去っていたので普通に懐かしく噛み噛み楽しめた。メインとファンタで口直ししながら、懸命にスープを流し込む。業だと思った。
ネタだからね、この場で2個食べきる。これがまた美味しくて、アイスクリームでも2個食うと重くなってくるものだが、さすが高級品だけに程よい甘さでくどくならない。むしろこのまま何個でも続けられそう。「ハーゲンダッツをつまらない買い方してるだけじゃん」とはいうけれど、ホント業みたいなテリヤキバーガー味を凌いできたあとのハーゲンダッツは口福以外の何物でもない。バニラ2個が最高に映えるひとときを演出していると思う。