そんなわけはない。今でこそ気温の高低とも大差ないけど、日本は秋がまだ続くので今に差が開く。
天気予報アプリに現在地と开封を設定しているので、常にワンスライドで見比べられる。最近急に肌寒くなった日本ではもう秋とばして冬かに思われるが、まだこの中途半端な気温が続くはず。河南省は緯度的には名古屋と変わらないが、日本ほど四季がないのでこの時期はまだ晩夏みたいなもん。国慶節休暇の混雑期を過ぎて、本格的寒波の訪れるまでの10月中旬から月末までは、フリーな身分と情勢下なら渡航ベストシーズンと思っている。夜市で呑んでても寒さに震えることなくビールを味わえる。これが11月に差し掛かると肌寒かったり強風に煽られたりして、夜は落ち着いて外呑みできない。また昼間でも冷気を覚える。
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月がわりを境に急変するイメージだが絶対でもなくて、とくに2017年帰郷旅行のときは11月上旬の日程で結構警戒していったのに意外と暑くて驚いた。
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上の三门峡編でも3日目は暑い日だった覚えがある。まぁ明らかに寒くなるのは暖气(ヌアンチィ)が稼働する11月14日以降。基本的にこの日付は毎年固定なのだが、不思議なほどちゃんとこの日前後に暖房が要りそうな気温となる。2017年のときもさすがに14日までは食い込まないよう配慮した。恒例の菊祭りも最終日(18日ごろ)とかに行くと菊の鉢は持ち去られて歯抜けだわ、枯れて見栄えしないわ、おまけに寒くて愛でていられないという有様になる。
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开封の真冬は、年にもよるが最低気温が零下5℃前後、最高気温は1℃前後。終日氷点下もあるが、零下10℃まではまず下がらない。雪が大して降らないのは地元名古屋と同じ。たまに日本の天気予報を見ると、松本や仙台の気温は开封に似ているなと思う。とくに長野県松本市は同じ内陸気候にあたるから、参考になるかもしれない。
つか、真冬の天気予報は毎日同じことしか言わないので、いい加減聞き飽きる。
阴转多云(多云转阴)、零下4到1度。
もう毎日これしか言わない。そして、その通りにしかならない。10年経ってもそらで言えるわ。たぶん在住中の日記でも書いてると思うけど、検出されなかった。
ちなみに同じ河南省内でも黄河以北は2,3度低く、逆に華南にあたる信阳では2,3度高めになる。だから冬場は黄河を越える旅行はお勧めしない。と言いながら、自分は新乡や濮阳へ行ったね。そして商丘では駅前野宿したね。
ともかく开封の気温は名古屋より確実に寒いので、体験した寒さを思い出しながら今必要以上に寒がったりダラけたときに、あっちはもっと寒いんだよ、と喝を入れる役割を果たしている。しかも暖气が完備されていない住環境での氷点下も経験しており、あの耐えがたさを思えばここは何の苦難もない。日々そう言い聞かせながら今年の冬も過ごしていくことになろうよ。