期間中に知っていたことだけど、ウダウダしているうちに言及しそびれた。今年10月10日から11月10日まで河南省内の観光地が入場無料だったらしい。対象は以下リンクの一覧を参照のこと。
www.wuhan.com
普段なら开封は菊祭り料金で値上がりするのに無料だなんて粋だな、と思ってたら、甘い甘い。今調べると、観光都市开封の対象が少ないと思えば龙亭など主要名所は外してある。そこは菊展収入を護るという抜け目なさ。あの洛阳龙门石窟が無料開放なのにケチだな。ていうか、焦裕禄纪念园と刘少奇陈列馆はもともと無料だろ(身分証提示とか)。見栄えのために項目稼いでんじゃねえよ。まあ後から便乗して適用されたところもあるだろうし、コロナ蔓延の状況に応じ暫時閉鎖されるなど一筋縄な運用ではなかったようだ。
この期間限定なのは、国慶節休暇が終わって閑散になるのと、11月以降は通常冬季料金で夏季の半額から7割程度に下がるからだ。帰郷旅行第4回で11月に訪れたときは殆どの観光スポットが既に冬季化していて、下調べよりもずっと安く入れたのを覚えている。冬季はだいたい3月ごろまで。2000年代に入って家族旅行や個人旅行が増えてきたものの、もともと旧正月などは郷里で過ごすのがまだまだ伝統的な風習の中国では、冬季の観光地は比較的閑散としている。半額にでもしないと見学者が寄ってこない、違うか。留学中はこの冬季料金に学割効かせて周遊したものだから、いま学割の効かない5Aスポットは高額過ぎて行けない(笑)。
日本のGo Toキャンペーンを真似たか、対抗したか、期間をずらして中国全土で行われているらしい。省によって河南と一致する期間もあれば、別の時期に設定されている情報も目にする。何にせよ全国展開しているのは、都市ロックダウンや強制PCR検査などコロナ禍で国民に負担を強いたこと、或いは今後も協力いただくことへの代償の意味合いがあるかもしれない。また、協力といえば北京冬季五輪についても穏便に成功させるため、目立った騒乱を起こさせぬようアメを与えておく狙いもあるかな。もちろん純粋に観光産業促進とか、せっかく張り巡らした高速鉄道網を採算取るためとかあろうけど。
まぁ开封在住なら年票(年間パス)買って、常に出入り自由にするけどね。清明上河园や开封府など一部対象外がある(主にテーマパーク型が対象外なのか?)のと、やはり菊祭り期間は使用不可。开封市内(朱仙镇など郊外を含む)全点対象のと、龙亭や铁塔など個別の年間パスもある。今思えば翰园碑林のパス持っとけばよかったなと。