南蛇井総本氣

南蛇井にとらわれた言語的表現の場

PARKSONが潰れていたらしい

このところ开封ばかり書いているので、たまには郑州について。
jaike.hatenablog.jp
以前、二七广场を書くために周辺をストリートビューイングした際、何の気なしに広場を離れて人民路を辿ったところ、PARKSON(百盛商场)がぐるりとフェンスで囲われているのをアレっと思った。敷地外周をちょうど一階分の高さで囲われており、撮影車からだと建物は覗ける。あとで調べてみると、2017年5月末日を以て閉店していたのらしい。
郑州百盛倒闭了!5月31日停止营业!原因令人唏嘘...
百盛は撤退し、別のデパート資本が入ってリニューアルオープンを予定している(I Go 大乐城という)。したがって、もう既に過去2回分ほど全景撮影されているが、建物自体は解体されていない。ショッピングセンターの基本設計だけは残したまま、内装とかを改造するつもりだろうか。
www.163.com
new.qq.com
改修現場の写真を見ると、地下工事が盛んだな。あらためて調べなおすと、昨年4月に名称を郑州City 大融城と改め、同12月24日に開業したことがわかった。
大融城河南首店开业,为郑州二七商圈投下泡腾片 | 极刻
コロナ不況の最中での門出だけれど、二七广场商業圏を代表するSCになればいい。

ところで、潰れてしまった百盛は、同じ人民路沿いの丹尼斯(デニス)と並ぶ、輸入食品を扱う貴重なスーパーだった。尤も中国食生活を謳歌していた自分には日本食品を買える有難みがイマイチわからず、在住する諸先輩方が食材確保にいそしむ中、「あぁ、これはあるんだ」ぐらいに陳列棚をぶらぶらと眺めていたものだ。おかげで実際に百盛を訪れたのは2回ほどしかない。スーパーは地下にあったことだけ覚えている。そもそもパークソンという名称すら脳裏に染み付いたのも、結構新しかったりする。地理記憶の優れた自分でも、初めて先輩方と訪れたときは場所や名前すら覚えられなかった。
閉店した2017年といえば、11月の帰郷旅行で文庙を見物し夕飯を摂ったあと人民路の方角へ見当つけて歩いたら、ちょうど百盛の交差点にドンピシャで出て感動した。ドンピシャに感動したのと、丹尼斯界隈を懐かしむのが目的だったため、百盛の影が「あぁ、あるわ」ぐらいで営業しているのかちっとも気に留めなかった。夕暮れで薄暗かったのに、建物から明かりが漏れていないとか気にしなかったのか。もちろん既に潰れていたのだが、最後まで存在薄かったな。笑